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個人をさらし者にする 「循環器ライブデモ」の実情 【"動いている心臓"を…】 『"動いている心臓"を、不特定多数に、さらけ出す・・・』 *先ずはこちらを読んでから→ http://www.unlimit517.co.jp/medi88.htm 「この"ライブ"に関してだが、関係者に聞いてみたところ…」 ─────────────────────────────────── 1."個人情報保護法"の関係から、メーカーの立場で、立会いやアプリケーシ ョン・サポートを行なう場合は、主催者、または、病院との"守秘義務契約 の締結"が必要。 2.患者に対しては、"インフォームド・コンセント"を行ない、同意書をもら うのは、手術だから当然だが、必ず「学問・手技向上のため、第3者が見 ることがある」ということを織り込む。 3.ライブ会場での芳名帳や申し込み書の欄外に、必ず「記入いただいたこと は、連絡以外には使用しない」文書を必ず織りこむ。 ─────────────────────────────────── でも・・・ 「ディーラー(医療機器卸のセールス)がその場にいることは、おかしい!」 一方、メーカーは「開発と新製品のサポート」などを含めて、"製品に対する 責任を果たす"という意味で、ライブデモに、立ち会うことは、まだ許せる。 だが、そもそも・・・ 一番の目的を「学問・手技向上のため」というなら、やっぱり、本来的には、 完全に、医療従事者以外は、"シャットアウト"するのが普通ですよ。 それに、どうも、「手技の向上のため」、まだ、経験の浅いDrに見せると いうより、自己顕示欲(おれはこんなに腕がいいんだぞー)の各Drのぶつかり 合いみたいで、本来の趣旨との「ズレ」を感じるんだよなー。 青森県で行われていたライブデモは、院内からの内部告発により、「"患者を さらし者"している」との批判が出て、やむなく中止したそうです。 ─────────────────────────────────── 【拓コメント】 結論から言うと、私は、「医療従事者以外の参加は認めるべきではない」と 思います。何故なら、参加メーカーの商品が、ライブデモで使われ、"良い"と評 価されたら、直ぐに言いたくなるのが、人間というモノです。 しかも、日本は、未だに「契約社会」ではない。関係者が言っていることは、 あくまでも、"そうなれば良い"という理想的なことで、実際は、"守秘義務契約 の締結"とは言っても、契約書じゃなく、"口約束"で終わってしまうだろう。 2の"インフォームドコンセント"にしても、名目だけの「学問・手技向上の ため」という理念に対して、本当は「自己顕示欲の自慢大会」なってしまうよ うなライブデモを、"納得"させることなど出来は、しないだろう。 結局は、患者が何のことか分からないままに、俎上に載せられ、見せ物にさ せられてしまうというのが、オチではないのか。どだい、本来の診察ですら、 "インフォームド・コンセント"をきちんと出来ない医者には、無理であろう。 文書の問題にしても、「記入いただいたことは、連絡以外には使用しない」 という文言は、おそらく、何か起こった時の"責任逃れ"のためであり、建前でし かない気がします。 昨今、様々な情報の漏洩が起きているように、人が絡めば絡むほど、その可 能性が高くなってきます。だから、出来るだけ限られた人(医療従事者のみ)だ けで、ライブデモを行なうことが、漏洩の可能性を少なくする施策にもなる。 本来の目的は、「学問・手技向上のため」なのだから、専門家の目の前で、高 度なテクニックを披露。その上で、経験の浅いDrに、"やればあそこまで出来 るようになるんだ"と思わせてやれば良い。 現状では、外野席(ディーラーやメーカーなど)がいるから、どうしても、登場 する医師は、良い格好をしたがる。それが、ライブデモを、高尚なモノから、自 己顕示欲で固まった"低俗なモノ"に、押し下げてしまうのだ。 もしかすると、本音は・・・ 「ライブデモより、その後の接待が楽しみなのかい?お偉い先生さんよぉ〜」
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