|
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
お探しのものが見つかりませんか? Googleで検索して見て下さい。
|
1.読者Qさんより、メール(クチコミ)を頂きました。 読者数も増え、まさに田畑さんの真摯なメルマガの姿勢が共感を得ているの でしょう。益々充実した内容で嬉しく思います。 ●『マラリア』についてです。 >{予防方法} >現地の事情に合わせた「予防薬」の服用 先月、TBS深夜の「CBS60MINUTES(日本名CBSドキュメン ト)」でマラリア予防薬のレポートがありました。 それによると、ある予防薬(名称は失念しましたが、Pのつく薬剤名)には、 急激な精神変調を引き起こす副作用があり、実際には100人に1人位の高率 で起こるといった内容でした。 恐らく日本よりも米国のほうが、医学では先取的と思いますので、知ってい て損は無いと思います。 世界的製薬メーカーのその薬が、日本で処方されているかは知りませんが、 主に国外で必要になる薬なので、専門家以外には周知されていないのではない かと懸念しています。 「マラリア予防と精神異常」は、一般的には関連して考えにくいと感じます。 TBSには何の恩義もありませんが「CBS60〜」は、たまに驚くべき医 療・医学情報がレポートされていて、貴重な情報源です。 こういった硬派の番組が現地では"プライムタイム"で放映され、長く支持を 得ている事実を考えると、日本の番組は娯楽中心に構成され、文化または知的 好奇心の違いを感じます。 【先のレポートの概要】私の記憶の範囲ですが、参考までに…。 アメリカの内科医の妻が、旅先のアフリカのツアー中に、突然、精神の錯乱 (躁鬱や幻覚等)に襲われ、現地の医師を尋ねると、○○という抗マラリア薬を 飲んでいないか訊かれた。 職業柄、旅行前にその薬の処方ガイドを調べ、服用したが、副作用について の記述が過去に鬱病などの病歴のある場合など非常に限定的で、不正確だった。 イギリスで同様の調査があり、それによると数千人に1人の割合の副作用と いう製薬会社のデータは統計的な操作による常套数で重度・軽度を含めた実質 は60〜100人に1人との事。 軍人が、南部の地域に配置転換され、軍規により抗マラリア薬を飲む事にな った。その後から、意味も無く暴力的になる等精神的に不安定になり、結局、 妻を射殺する事例が複数あった。 ファイザー社(注:記憶によれば)にはカメラ取材を拒否されるが、「因果 関係は明白でない。副作用のない薬は無い」の回答を得る。 中部の中年夫婦が、アフリカ旅行から帰ってきたが、夫が人が変わったよう になり、自殺に至る。 「この件では、遺族がファイザーを訴えて、数年後示談した」 今では、副作用に関する表記は改善が見られる。 英米のドキュメンタリーは「主張や目標がまずありき」そして、その証拠を 積み上げる上記の様な手法が、一般的と思います。 【拓コメント】 私も基本的には「主張や目標がまずありき」の"英米ドキュメンタリー手法" を用いているのかもしれません。まず、それらがないと何を書きたいのか、描 きたいのか、中途半端になってしまう可能性が高くなります。 ただ、この手法の恐いところは「多少異なる点」が出て来ても、無視してし まうという事態に至ってしまうかもしれません。出来上がったものが「独善的」 なものになってしまう可能性も否めません。 「当然、自分も使っているのでこの手法を否定する訳ではありません」 上記のような可能性があることを示唆しているだけです。しかし、日本の多 くの番組のように「主張や目標がない」ものを長時間垂れ流している事は国民 の文化程度が知られてしまう、つまり、お里が知れてしまいます。 もし、その「主張や目標」が間違っていたとしても、文化度の高い国民が多 く存在すれば、それらを見破ることが出来るのではないでしょうか? 「国民の文化度をもっと高めるためにも、 上記のような質の高いドキュメンタリー番組の製作が必要だと思います」
|
|||||||||
Copyright (C) Unlimit Corporation. All Rights Reserved. |