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1.読者Fさんより、メール(クチコミ)を頂きました。 いつも、メルマガ、楽しく読ませていただいております。 今回も、この記事に一番感服しましたので、その感想とちょっとお願いです。 =================================== 実は、電磁波やケータイについて一番知らないのは「ペースメーカーの装着 者」だという証言もある。その上、自治体やマスコミも根拠のあやふやな電磁 波などに関する間違った情報で踊らされている可能性が大である。 「ただし、事実は事実として捉えるが・・・」 「ペースメーカーの装着者」の精神的なストレス、携帯電話のマナー欠如、 傍若無人な人々の増加、電車や地下鉄など乗り物の混雑状況、電磁波に対する 正確な知識の欠如、メーカー対策の遅れなど、様々な環境や事情を考慮に入れ ると今のまま[ケータイの使用制限]で進むしかないのかもしれない。 [結論] 「現代文明をこのまま受け入れるのであれば、 "電磁波"とはうまく折り合いを付けるしかない」 =================================== この部分です。このいわれている通りだと思います。 私は「大手の電気メーカ」勤務していて「ある程度、原子力」に携わってい たものです。 携帯電話の傍若無人な使い方はもちろん反対ですが・・・。 いまの世の中は、無知なことから、いろいろ、間違って決めているようです。 まずは、 1.携帯電話はその電波の強さ(もちろん周波数)が決められている。 2.電気機器(たぶん、認可を受けた医療機器)は、異常電波に対する防護強度 が決められている。 この二つで、誤動作が防げるはずのものです。 まあ、基準が出来る以前のものといわれるとなんともいえませんが・・・。 だから、基準に従った携帯電話を基準に合ったペースメーカのそばで使って も、問題は起きない・・・ということになります。誤動作したペースメーカが 条件を満たしていない・・・では、無いでしょうか。 =================================== [それから、ここからが、質問とご相談です] 1.このペースメーカーの”誤動作”はどのくらいならそのペースメーカー の装着者は”生命”に異常をきたさないのでしょうか? 心臓なんて、よく不整脈を起こしてますよね。私も、ときどき”脈とび”を 感じてます。 2.1分間に、いくつぐらい、脈とび、不整脈が出ても生命に異常は生じな いでしょうか? これを、医療の立場から評価していただければと思います。ほとんど、現実 的には現状のペースメーカで問題ないと思います。いかがでしょうか。 こういう見地で、携帯電話とペースメーカを評価されている方はいないと思 います。 携帯電話でなくても、近くに雷が落ちればすごい電磁波を受けます。ラジオ を聞いていただければわかりますが、電車のパンタグラフからのスパークでも 電磁波は出てます。 「ネズミ捕りの車の速度計測も電磁波です。 いっぱい、人は回りの電磁波を受けています」 ===================================== ついでに、この場をお借りして、「原子力と放射線のこと」もお願いしてお きます。原子力、特に原子力発電の世界では、きちんと管理して”放射線・放 射能”を使っています。 しかしながら、あれだけ、みんなに嫌われる”放射線”を医療の現場では、 日常的に気軽に使ってます。 「結核検診」「胃のバリウム検査」「骨折のレントゲン」「歯科の歯のレント ゲン」あげればいとまがありません。 それで、写真などは残るのですが、被爆記録は残りません。特に「歯科の歯 のレントゲン」などは直接撮影なので、被爆量は多いようです。 かるく、原子力で言う「許容被爆量」を超えます。 これで、がんになったら「放射線治療」です。 携帯電話と同じで、「世の中に知識」がないと、こんなことになります。嘆 いてもしかたがありませんが・・・嘆かわしいことです。 「出来れば、医療の世界から、メルマガを含めて啓発いただければと思います」 【拓コメント】 F氏の質問から答えたいと思う。 1.このペースメーカーの”誤動作”はどのくらいならそのペースメーカー の装着者は”生命”に異常をきたさないのでしょうか? [答え] 正確に、この数字を押さえているメーカーはないし、基準もあやふやです。 強いて言えば、「誤動作を起こすか、起こさないか」という程度です。 2.1分間に、いくつぐらい、脈とび、不整脈が出ても生命に異常は生じない でしょうか? [答え] "不整脈"には大きく分けて、3種類あります。 1.徐脈 ●瞬間的に、脈が飛ぶ、脈が抜ける。 ●瞬間的に、ドキッとするなどの症状を呈するもの 2.頻脈 ●脈が速く(成人で1分間に100回以上)、頭がボーッとする、目 の前が暗くなる。 ●改善されないと、失神するなどの急激的な症状を示す事がある。 3.期外収縮 ●脈が速くなり、どきどきが続く(頻脈による)。 ●失神する(血圧低下による)。 ●胸が痛くなる(頻脈時、短い間)。 *従って、「生命の異常」という事になると、頻脈や期外収縮のレベルになる とかなり危険だと言えます。つまり、1分間に100回以上の脈が目安とな ります。 ただ、その他の病気も併発している可能性も考えられるので、直ぐに、病院 で、診察してもらうことをお勧めします。 リクエストがありました「原子力と放射線のこと」も後日、是非、取り上げ たいと考えています。
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