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1.読者Tさんより、メール(クチコミ)を頂きました。 【"入院"から得た教訓】 はじめまして、切り口の新しいメルマガでいつも楽しく読んでおります。 私はいろいろな病気で合計1年余りも入院の経験があります。最初に入院し た時は、見るもの聞くものすべてにドキドキでした。 隣のおばあさんの呼吸が、夜中に止まるので「亡くなったのではないか?」 と聞き耳を立てたりしていました。 しかし、4度目の入院ともなると、こちらも慣れたもので、色々と要領がよ くなり、早く退院する方法を編み出し、最後の入院では超速で出ることが出来 ました。 その"編み出した方法"とは・・・ 1.なんらかの要求をする時は、看護師さんではなく、「医師の回診の時に直 談判するほうが話がスムーズに通る」事 2.引継ぎの時に「ミスは起こりやすい」 3.看護師さんも医師も人間だから、自分を守るためには、神様などと思わず に「薬や点滴を間違えていないか」をしっかりと自分で管理する事 4.判らない事があったら、相手を変えて、数人に同じ事を聞いて確認する事 この様な"4つの教訓"です。 「でも、こんな経験は無いほうがいいですよね・・・」 ………………………………………………………………………………………… 【患者を"モルモット"扱い】 ある病院で難病宣告を受けたのですが、そこから大学病院へ。でも、何故か そこでは、「入院期間や手術方法など何を聞いてもはっきりと答えない」ので す。 違う大学病院へも行ってみましたが、やっぱり、はっきりと答えず、入院す れば教えてやるの一点張り、なんだかおかしいと思い、そこからインターネッ トで調べに調べて、やっと遠方の大学病院を見つけました。 「実は、その病院が日本で一番!」 他の病院は、そこへ勉強に来ていると知りました。勉強に来ていない病院は、 手術方法も昔のままだとか、ですから後で、手術のやり直しにくることもある と入院中に聞いてぞーっとしました。 大学病院側は、少しでも「症例が欲しい」(間違いなく!"症例数"が欲しいの です…拓叫び)のかもしれませんが、 「患者にとって、"モルモット扱い"は嫌ですよね!」 ─────────────────────────────────── 【拓コメント】 このメールを読ませていただいて、一番感じたのは、医者の方にも「インフ ォームド・コンセント」という説明責任がありますが、患者さんの方も「判ら ない事は素直に聞く責任」があるかもしれないと言う事です。 本当であれば、医者が100%の説明責任を果たしていれば、問題がないの かもしれませんが、その責任の%が下がれば下がるほど、患者側の方に大きな 問題がのし掛かって来るという事になります。 結果として、 「入院が長引いたり、病状が悪化したりなど全て患者側に押し付けられます」 Tさんは「こんな経験ない方が…」と言われていますが、この貴重なクチコ ミが、未経験な人には大いに役立つのです。人間は、未知の事に対して、意外 と弱いところがあります。 特に、日本人は「こんなものかなぁ〜」と許してしまいがちです。 それでは、日本の医療レベルもこれ以上は向上しません。このメルマガでは、 どうしても、医療側を攻撃しがちですが、「患者側のレベル向上」も"良い医療 の推進"という意味では、不可欠な事なのです。 だから、Tさんの"4つの教訓"は、そんな事のために縮めなくても良いかけ がえのない「命」を、患者自ら"死守する"という重要性からも、とても大切な 教訓だと思います。 また、「大学病院の問題」ですが、これに関しては、今の(昔から変わらない と言うべきか)"白い巨塔"組織を抜本的に改革しなければ、この問題は無くなら ないと考えます。 外科の先生ですら、「"質の高い"手術の症例数」ではなく、どこそこの有名 な学術誌に論文を、何本発表したとか、どこだかの高名な先生と懇意にしてい るとか、おおよそ「患者の評価」と関係のないところで、名を上げているのが、 多くの『大学教授』と言えるでしょう。 そういう意味からも、 患者さん自身が、本当に「早く治したい」「モルモットはごめんだ」「人間 的な治療を受けたい」「投薬ミスのリスクを減らしたい」「2〜3時間待って、 2〜3分の診療はやだ!」「お伺いを立てるような入院なんて」・・・ などの気持ちがあるなら、 「大学病院は、お止めなさい! 時間の無駄です!!」
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