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北海道では「北海道動物の愛護および管理に関する条例」の中で『特定移入動物』 は飼い始めてから30日以内に届出が必要になりました。 「移入動物」というのは、もともとその動物が生息しない地域に別の地域(国内外 を問わず)から人為的に移されてきた動物。北海道の条例では現在、アライグマ、プレ ーリードッグ、フェレット等が指定されています。 それでは何故、これらが届出をしなければならないほど問題になるかというとこれ らが捨てられたり、逃げたりして野生化し繁殖によって増加した場合、 1.農林水産業の被害 2.在来の野生動物の追い出し 3.交雑による遺伝子のかく乱 4.病気の侵入や蔓延 5.植生の改変等広範囲にわたる問題を引き起こします。 これらを防ぐには飼い主のモラルに頼るしかありません。飼育する移入動物の習性 や本能を把握し、絶対に「捨てない」「逃がさない」という意志をもたなければなりません。 私はあきやすい性格と自覚する人は決して飼わないで下さい。貴方一人の身勝手さで 後世までずっと残さなければならない貴重な自然体系を壊しかねません。 在来種が駆逐されて移入動物だけが生息する北海道の原野なんて想像したくないから。 でも、犬や猫の飼い方を見ても今の人たちにモラルを期待するのはトホホな感じだなぁ。 《MEMO.002》特定移入動物 北海道では届出が必要だが、各都府県の条例によって異なる。動物の種類も一定では ない。今後も様々な種類の動物(あるペットの流行などで)が付け加わる状況が考えら れる。上記のほかに良く知られている移入動物-アナウサギ、ミドリガメ、シマリス など。 《MEMO.003》交雑による遺伝子のかく乱 移入動物が近縁の在来動物と雑種を作り、在来種固有の遺伝子が失われてしまう事。 《MEMO.004》植生の改変 特定地域にだけしか生息していなかった草食動物が侵入し、そこで増殖した場合、 その地域全体の植物の種類や生育状況が大幅に変わってしまう事。それは植物だけの 問題ではなく、それを餌にする鳥や他の動物たちの生息状況も大変化してしまいます。
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