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1.読者Iさんより、メール(クチコミ)を頂きました。 【強敵"ストレス"に暗中模索】 「ストレス」についての配信を、興味深く拝読しました。 私も、学生時代に、教科書で学び、今も尚、心に止まる内容の一部分です。 メルマガにもありますように、幼少期から老年期にいたるまで、この"ストレ ッサー"に、さらされない人はいません。 特に、悪い「ストレス」は、国際関係から家庭内までひしめいていると言っ ても、過言ではありません。 それら、悪い「ストレス」をどのように、良い「ストレス」に変え、また、 楽しんでいけばいいのか多くの人々は知りません。 「"プレッシャー"を楽しめ、といわれても方法が判らないのです」 「洪水のようにあふれる情報社会」で、モノをじっくりと考えることさえ、忘 れがちとなっています。 ならば、情報をシャットアウトして、一人、殻に閉じこもればいいではない かと言われても、不安が付きまといます。 「世間から"置き忘れられたような寂しさ"を感じてしまいます」 心理面から考えれば、悪い「ストレス」から逃れる手段として、"好きなこと をすることが1番だ"という説もあります。 果たして、自分が本当に好きなことは何なのか、それすら、判らない人もた くさんいるのが、今の世の中のように思えます。 現代人は、"ストレス学説"の中の「抵抗期から疲憊期」の状態のように思え る昨今です。 メルマガでは、更に、この話題が続くと書かれてありましたので、次回の配 信を、とても楽しみにしています。 取捨選択出来る「心の教育」こそが、これからの社会を担う人間に課せられ た問題だと考えています。 ─────────────────────────────────── 【拓コメント】 先ず、Iさんが、挙げられた「ストレス学説」について、少し説明します。 生体に、外傷や中毒、あるいは、寒冷や伝染病などの「刺激」=「ストレッ サー(Stressor)」が加わった場合、「刺激」の種類とは無関係に、ある一連の 個体反応(非特異的反応)を示す。 この現象を系統的な一連の「反応系」として捉え、1936年から、疾病に 関する"ストレス学説"を提唱したのが、「カナダの内分泌学者・セリエ氏」で す。今では、内分泌の領域のみならず、様々な分野で注目されています。 上記をもう少し噛み砕くと、「非特異的反応=ストレス(Stress)」となり、 「生体に対する有害因子=ストレッサー(Stressor)」となります。この「スト レッサーが原因で、生体が反応して発生した状態=ストレス」ということです。 ─────────────────────────────────── その"流れ"は・・・ ストレッサー → 警告反応 → 抵抗期 → 疲憊期(ひはいき) 1.「ストレッサー」を受けた直後=生体が何の準備も出来ていないので、"受 動的な反応"を示すだけ。 2.その後、まもなく、脳下垂体が働き、積極的な防御反応=「警告反応」 3.それに続き、生体はストレッサーに順応して、抵抗性を有する=「抵抗期」 4.更に、ストレッサーが続くと抵抗性を失い、耐えられない状態=「疲憊期」 ─────────────────────────────────── >取捨選択出来る「心の教育」こそが・・・ 私もそう思います。インターネットが発達してから、一人の人間が得ること の出来る情報は、莫大に増えました。それは、良いモノも悪いモノも含めてで す。この事によって、人々の「ストレス」は確実に増加しました。 ただ、その情報を鵜呑みにし、信じてしまうと、却って、ストレスを増大さ せてしまう。真実かウソかの狭間に、自分を追い込んでしまうことになってし まうのです。 「その情報は、本当に、正しいのか?有益なのか??」 Iさんも仰る通り、これを"取捨選択出来る能力"を養うことが、これからは、 益々、肝要になってきます。ウソを正しいと信じ続けることによって、ストレ スはおろか、自分の人生を踏み外してしまいかねません。 この教育をするためには、教える側の心構えと能力アップも必要です。教え る側が、大量の情報に対して、受け身だと、当然、教えられる側にそれが伝わ ってしまいます。 「頭で信じても、心で撥ね付けるだけの教育を施すことが大切です」
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