|
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
お探しのものが見つかりませんか? Googleで検索して見て下さい。
|
1.読者Dさんより、メール(クチコミ)を頂きました。 【"巨乳"の女性が増えた!?】 読者の一人です。分からないことがありますので、お教え願えれば幸いです。 1.最近、国会でも、「小学生低学年の性教育」が問題とされています。また、 「幼稚園児から初潮が始まる」と聞かされました。 今までは、"世の中も変わってきたな"ぐらいにしか感じていなかったのです が、ある人からの情報で、養鶏の時、「排卵誘発剤のホルモン」を打つので、 それが、卵に残り、幼い頃から排卵してしまうとのことです。 だから、体がそのようになると、SEXし始める年齢も下がるので、小学生 低学年の性教育が必要となるというのです。 「これについて、どう思われますか?」 2.また、友人の退職した高校教師が、この頃、いわゆる「巨乳の女子高生」 が多い。昔はこんなことはなかった。 これは、「牛に乳が大きくなるホルモン」を打っているから、それが牛乳に 入り大きくなるのではないか?というのです。 栄養が良くなったから、発育がいいのだと思っていたら、とんでもないこと に、日本人がなっているのかと不安でしょうがありません。 「どのように、考えたらよろしいでしょうか?」 3.次の疑問「なぜ、初潮が早まるのか、乳が大きい女性が多くなるのか?」 乳の方は、"栄養が十分に取れるようになった"からでしょうか? 初潮のほうは、"41歳寿命説"から寿命が短くなることから、あらゆる、 "生理現象が短くなる"というのでしょうか? 謎が深まりました。 食品に携わるものとして、「何か出来ることはないか?」と日々考えていて、 このような連想になりました。 「これからも、正しい情報お願いします」 ─────────────────────────────────── 【拓コメント】 ─────────────────────────────────── 1.の疑問に関しましては・・・ ─────────────────────────────────── 養鶏の場合は、「レイヤー(卵を取る目的)」と呼ばれる採卵鶏、「ブロイ ラー(肉が目的)」と呼ばれる食肉鶏、その他に、「種鶏(子供が目的)」と 呼ばれるモノがあります。 まず、「ブロイラー」は、"排卵誘発剤"が、必要ないことは分かりますよね。 もし、必要だとすれば、「レイヤー」か「種鶏」ですが、これらの管理は、 「ブロイラー」に比べて、非常に厳しく、可能であれば、ワクチネーション (ワクチンによる予防)をしているのが、現状です。 抗生物質なども細心の注意をして、休薬期間(この間は、出荷も出来ないし、 子供を取ることも出来ない)。ただ、抗生物質の長期連用は、耐性菌を作りや すくしてしまうので、プログラムは、考え直すべきだと思います。 また、「卵は経済の優等生」といわれ、その経済的ツケを"レイヤー農家"な どに押し付けていたので、"排卵誘発剤"を使うという余裕はなかったと思われ ます(貧乏なところが多かった)。 何故なら、卵を出せば出すほど、損をしたのに、わざわざ金を掛けて、"排卵 誘発剤"を使うという道理は、ありません。 それ以外で… 豚や牛に、排卵誘発剤的なモノ(ホルモン剤)が使われることが、あります。 しかし、この場合も、通常は、休薬期間が守られています。 もし、守らないで、屠畜場などで、薬が検出されてしまうと即、出荷停止 (卵を含めて)になってしまうからです。 これは、私が、動物薬のMRとして営業していた頃(約10年前)より、厳 しくなっているはずです。 「ゆえに、この様なことは、現状では、考えにくいと思われます」 ─────────────────────────────────── 2.の疑問に関しましては・・・ ─────────────────────────────────── 基本的に、「泌乳ホルモン(結果として、乳量を上げるなど)」というのは、 ありますが、「乳が大きくなるホルモン」は、ありません。 何故なら、牛の乳を大きくしても、何のメリットもないからです。 牛にも、「乳牛(乳が目的)」「肉牛(肉が目的)」「素牛生産(子供が目 的)」などの種類が、あります。 牛乳は、ちょっとの異物が混入しただけでも、出荷出来なくなります。 だから、高リスクを考えているため、農業共済(保険)の加入率が高いのは、 「乳牛農家」です。リスクを冒してまで、ホルモン剤を乱用しないでしょう。 共済による管理も厳しい。 「肉牛」と「素牛生産」には"乳を大きく"するというのは、関係ありません。 よって… ご友人は、「知識の断片」と"巨乳の女子高生が多い"というご自身の経験を 重ね合わせて、そういう話になったのではないでしょうか? 「これが、私の見解です」 ─────────────────────────────────── 3.の疑問に関しましては・・・ ─────────────────────────────────── 1.「女性の体格が良くなり、女性ホルモンの分泌量の増える時期が、 以前より、早まったこと」 これにより、初潮年齢が下がり、乳が大きい女性が増えました。 2.しかし、「乳が大きい」という事は、多分に視覚的なモノもあり、 統計学的に、実証されているわけではありません。 おそらく、以前より、薄着になる女性が増えた事も、視覚的に 「巨乳」に見える割合が高くなっていると思われます。 スーツ姿では目立たなかった乳が、薄着にする事で強調される というケースは、多々あります。 後は、"ヌーブラ"など乳を大きく見せるブラジャーが、大人だけ じゃなく、安価になったため、ティーンエージャーなどにも手に入 りやすくなっている。 3.「41歳寿命説」に一番関連しているのは、食生活です。 現在のようなファーストフードやコンビニ弁当など出来合いのモノ で済ませる食生活が進むと、現代の日本人よりは、おそらくかなり 寿命が短くなる事が懸念されます。 これらが、「ホルモンに影響を与える」という推測を、否定する事 は、出来ません。 「問題は、"現代の食生活にアリ"ということです」
|
|||||||||
Copyright (C) Unlimit Corporation. All Rights Reserved. |