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■□■ 医療再構築人T"緊急レポート"3 ■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────────────────────────── 2006年3月11日(土) 緊急市民フォーラム in 札幌(かでる2.7) ─────────────────────────────────── 『サハリンII石油天然ガス開発影響評価書の検証報告会』 〜斜里町における油汚染鳥の漂着 私たちは、何を問いかけられているのか?〜 主催:北海道ラプターリサーチ(代表・齋藤慶輔氏) 協力:国際環境NGO FoEJapan(Friends of the Earth) ─────────────────────────────────── 関連記事1 http://www.unlimit517.co.jp/ana88.htm 関連記事2 http://www.unlimit517.co.jp/ana89.htm "緊急レポート"1 http://www.unlimit517.co.jp/medi181.htm "緊急レポート"2 http://www.unlimit517.co.jp/medi182.htm ─────────────────────────────────── 私は、開催の記事を、11日付の朝刊で知った。取り上げたばかりの記事だ し、どうしても、現状を"生の声"で、貴方に伝えたかったからです。 会場は、札幌駅から徒歩で10分ほどの公的な施設。座ると60名くらいの 所に、立ち見まで出現し、全部で、おそらく80名は超えていたと思う。こ の問題の深刻さに、研究者だけじゃなく、市民も非常に関心を寄せている。 私は、少し早く会場に着いたため、前から3列目の席を確保することが出来、 じっくりと、フォーラムの内容を聞くことが可能であった。その中で、特に、 印象に残った話を、記して行きたい。 ─────────────────────────────────── *今回は、予定を変更して、"最新情報"を中心に、取り上げたいと思います。 ─────────────────────────────────── [最新情報] ─────────────────────────────────── 1."油汚染海鳥"に付着していたのは「船舶燃料」〜道・3月23日発表 ─────────────────────────────────── 世界自然遺産登録地の知床半島を含む網走管内斜里町などの沿岸で、油に まみれた大量の海鳥の死骸が、発見された問題で、道(北海道庁)は、大量 死の原因となった油は、大型船舶の燃料などに使われる「C重油」の可能 性が高いと発表。 道は、今月上旬から、道環境化学センターで、ウミスズメ科の海鳥に付着 していた油の成分を分析。 「炭素の含有量」他を、市販の軽油、灯油、重油などと比較した結果、 大型船舶のディーゼルエンジンや、ボイラーの燃料に使われる「C重油」 の性質に近いことが、判明。 原油に含まれる「ヘキサン」など、質量の低い物質は確認されなかった。 道環境生活部の田中正巳環境室長は・・・ ─────────────────────────────────── 「樺太(サハリン)沖では、原油だけを生産している。大量死につながった 重油の流出源では、ないだろう」 「国などと、連携して、調査を続けるが、(全容解明)の自信はない」 ─────────────────────────────────── 【拓コメント】 「C重油」に全ての罪をかぶせ、これ以上の調査はやりたくないという、 如何にも、及び腰な道の姿勢。そこまで、ロシアにおもねる必要がある のだろうか?世界的な自然の見地からしても、徹底的に、原因を究明す る責任が、道や、日本には、あるはずだ。 ─────────────────────────────────── 原因が「C重油」ということになると・・・ 「北海道内での燃料搭載時」「未確認の事故」など、疑惑の選択肢は、 かなり増えてしまう。調べる範囲も、非常に広くなってしまい、時間や、 費用も、莫大に掛かってしまう。 また・・・ 重油は、精油所や、産地によって、成分が微妙に異なる。国内外の「どこ で生産されたのか?」「どの所有者の船が使用したのか?」を突き止めて 行くことは、容易ではない。流出から、時間が経過して、成分が変質し、 手掛かりが失われている可能性も、充分に、考えられる。 このために、一応は・・・ 茨城県つくば市にある"国立環境研究所"において、「油の成分分析」を、 更に、詳細に、分析する予定とのことである。 及び腰の道も・・・ 外務省や、樺太(サハリン)事務所を通じて、未確認の流出事故がなかった か、ロシアなどにも、照会していく方針とのこと(本当にやる気があるの か?)。如何にも、役人らしい"卒のない事務的な答え"である。 でも、一番疑いのあるロシアに、例えば「あんた、泥棒したのか?」と聞 いても、まともには答えないだろう。この国は、世界の利益なんてくそく らえで、自国の利益を最優先に考えるお国柄である。 ─────────────────────────────────── 2.絶滅危惧種オオワシの死骸が発見される〜釧路・3月24日発表 ─────────────────────────────────── 環境省・釧路自然環境事務所は、先に網走市の海岸で見つかったオオワシ の死骸の胃から、油にまみれた海鳥の足ひれなどが、見つかったと発表。 「油汚染の海鳥を食べたことも、死因ではないか」と、同事務所。 2月以降の"油汚染海鳥漂着問題"において、国の天然記念物で、絶滅危惧 種が見つかったのは、初めてである。 このオオワシは、13日に見つかった幼鳥の雄。体長約100センチ。 極度にやせている。解剖の結果、すい臓が溶けるなど「油の摂取による 消化器系の変調」が見られた。 また・・・ 簡易測定では、0.126ppmの鉛濃度を検出。足、腎臓、尿管に奇形。 死因としては → 奇形+鉛中毒+油汚染海鳥を食べた ← 推測 ─────────────────────────────────── 3.敷地内に「油投棄」。一部が、斜里川に〜斜里・3月25日通報 ─────────────────────────────────── 25日午前9時頃、網走管内斜里町と、清里町内(スピードスケート岡崎 朋美選手の出身地)を流れる斜里川に、油状の物質が浮いているのを、釣 りに来た網走市の男性会社員が、見つけ、斜里署へ通報。 早速、同署が調べると・・・ 斜里川から、500メートル離れた清里町水元町の製材会社・清里林産工 業から、油が漏れていた。 同社では、2月頃から、プレス用機械の潤滑ハイドロ油が減りやすくなり、 1ヵ月ほどの間に、約6000リットルを補っていたとのことである。 【拓コメント】 おそらく、"油汚染海鳥漂着問題"とは直接関係ないだろう。しかし、地元 が、非常に神経質になっているところで、この会社は、少し無神経だと言 わざろう得ないだろう。こういう問題の側面にありがちなのが、「自分に は関係ないだろう」という安易な考えである。 ─────────────────────────────────── 4.野鳥愛好家らが、「沿岸調査」へ〜紋別・小清水・網走 ─────────────────────────────────── 地元の野鳥愛好家が、ボランティアを募り、4月9日(日)に、網走管内小 清水町から、稚内市の宗谷岬まで、オホーツク海沿岸約750キロの一斉 調査を行う。 ボランティア参加を呼び掛けているのは・・・ ─────────────────────────────────── 1.「もんべつかいはつくらぶ」大館和広代表(紋別市) 2.「日本野鳥の会オホーツク支部」川崎康弘支部長(小清水町) 3.「日本野鳥の会オホーツク支部」渡辺義昭幹事(網走市) *オホーツク海沿岸の全域に拡がっている可能性を考慮に入れ、 「漂着範囲(死骸ほか)」などを、早期に調べる目的。 宗谷管内の野鳥愛好家とも連携して、調査に当たる。 ─────────────────────────────────── 調査参加者の条件は、「20歳以上」「野鳥に関心がある人」 筆記用具、ゴム手袋、マスク、死骸を包むアルミホイル、ビニール袋、 カメラなどを、持参(ボランティアは、基本的に、必要なものは持参するの が常識である)。 申し込み、お問い合わせは・・・ 3月31日(金)までに、「日本野鳥の会オホーツク支部」川崎康弘支部長 の携帯電話090-3777-6986まで 【拓コメント】 道のあまりにも無責任な対応に、自然を本当に愛する人達、そして、実際 に、死骸を集めた人達にとっては、耐えられなかったのだと思う。道も、 自分達で何も出来ないと思っているなら、こういう活動にこそ、手を差し 伸べるべきである。 ─────────────────────────────────── ◆『サハリンII石油・天然ガス開発』の現状を、自分の目でウォッチ! ─────────────────────────────────── サハリンII石油・天然ガス開発への融資を検討している国際協力銀行(JBIC) と欧州復興開発銀行(EBRD)が、下記の予定でプロジェクトの環境・社会問 題を議論する会合を実施します。 会合開催にあたって、FoEJapanは、国際協力銀行に要望レターを出していま したが、その内容はほとんど受け入れられていません。開始時間に至っては、 朝10時からで、プロジェクトの影響を受ける可能性のある沿岸の方が参加 するのは非常に困難です。 このような状況ですが、問題はしっかりと伝えなくてはなりません。 すでに、数々の政策違反が上げられているこのプロジェクトに対して、 巨額の融資が実施されようとしていることについて、一人でも多くの方が、 関心を寄せ、懸念の声を伝えられればと思います。 ─────────────────────────────────── ■国際協力銀行 http://tinyurl.com/fys4k ─────────────────────────────────── 【札幌】 ・日時:4月10日(月) 10:00〜13:00 ・場所:札幌全日空ホテル 「鳳の間」(3階) ・住所:札幌市中央区北3条西1丁目2番地9 ・電話:011-221-4411/ファックス:011-222-7624 【東京】 ・日時:4月12日(水) 14:00〜17:00 ・場所:八重洲富士屋ホテル 「桜(東)の間」(2階) ・住所:東京都中央区八重洲2−9−1 ・電話:03-3273-2111/ファックス:03-3273-2180 ─────────────────────────────────── ■欧州復興開発銀行 http://tinyurl.com/gju5u ─────────────────────────────────── 【札幌】 ・日時:4月10日(月) 14:00〜18:00 ・場所:札幌全日空ホテル 「鳳の間」(3階) ・住所:札幌市中央区北3条西1丁目2番地9 ・電話:011-221-4411/ファックス:011-222-7624 ─────────────────────────────────── ★今回公表されたプロジェクトの環境情報やFoEJapanが提出したレター などはこちらからご覧いただけます。 http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/index.html もし・・・ ご質問や、ご意見などありましたら、遠慮なく、 下記、村上さんの方まで、お寄せ下さい。 国際環境NGO FoE Japan (Friends of the Earth Japan) 開発金融と環境プログラム 村上 正子 〒171-0031 東京都豊島区目白3−17−24 2F Tel: 03-3951-1081 Fax: 03-3951-1084 Email: murakami@foejapan.org URL: http://foejapan.org/aid 【拓コメント】 私も、札幌での会合には、出席させていただくつもりです。 ─────────────────────────────────── ↓もっと詳細を知りたい方はこちらをどうぞ↓ ▽知床・油汚染海鳥漂着問題 http://blog.livedoor.jp/abura060303/archives/ 来週は・・・ 「北海道ラプターリサーチ代表・齋藤慶輔氏の発表」を取り上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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