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〜カンピロバクター編〜 一緒に仕事をしている相棒の妻と娘二人が先々週の水曜に食中毒になった。彼はいつも 家族のために食事を作るのだがその日はいつも行っているスーパーではなく、Hという別 のスーパーで食材を仕入れていた。それがアダになってしまったのだ。 原因は今では高級魚になった「八角(はっかく)」という魚。彼はそれを刺身と焼き 魚にしたそうだが、不思議な事に刺身より焼き魚を多く食した家族の方の症状が重かった そうである。ちなみに彼は夕食を食べなかったみたいだがつまみ食いで刺身の方をチョッ といただいた。しかし、中毒症状は出なかった。 翌日、そのスーパーに行き、事情を説明したが「冷蔵庫」に入れていたので大丈夫だの一 点張り、彼曰く「埒があかなかった」との事。今週になって、食中毒の原因菌が『カンピロ バクター』と病院で同定された。後日、保健所に届けるとの事。 実はこのカンピロバクターってやつは低温に強く、4℃くらいであれば長期間生存する。 おそらく、冷蔵庫を過信したスーパー側は低温であれば”物は傷まない”と勝手に思い込ん だのであろう。 この菌による中毒症状の特徴的なことは発熱、腹痛、下痢、時には血便なども伴う”腸炎症 状”ということ。彼の家族は2日くらいで発症したようだが潜伏期間が2〜7日と長い。病 院で治療を施せば、2〜5日くらいで回復する。実際、彼の家族も次の月曜日(発症から5日 目)には通勤や通学が可能になった。 それにしても食中毒を出しながら無責任なスーパー側の態度は如何なものか。まるで際限の ないリコール隠しを続けたM社のようである(リコール対象になっていない車も本当に大丈夫 なのか?)。このスーパーの場合、保健所によって業務の停止命令が出るとは思うが・・・。 <最新情報 2004.6.27> 北海道東部のO市Tホテルではこのカンピロバクター属の菌によって、夕食を食べた高校生 23人が食中毒症状を示した(これも2日後に発症)。
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