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カテーテル検査・治療に係わる"無法な"人々2 前回の続報です。 決して、スタッフが不足しているわけではありません。 特に循環器内科の医者が行なうPTCA(高額な風船カテーテルや網状の金属などを使用して 心臓血管の詰まりを治療する手技)は公定価格何十万というデバイスを使用するため、それ を病院に貸し出し在庫として置いて、管理し、看護師やME技師の負担を軽くしてやり、点 数を稼ぎ、一方、循環器の医師に対してはベッタリと検査中に張り付いて、「究極の御用 聞き」を行う。結果として、こういう高額な利益をむさぼる輩を俗に言う『心臓カテ屋』 と呼ばれています。 しかし、小回りが利き、医者・看護師・ME技師・事務サイドなど病院スタッフにとって は便利でもあるため、お互いに甘えあっているという現状があります。したがって、「カ テ屋」は自分も医療従事者の一員と思い込み、いわゆる、カテ室での『立会い』を当然の ように行ないます。 病院としても何十万円もする風船カテーテルを買って、病院在庫とするには医者の好み 、患者の血管サイズのバリエーションなどの問題もあり、非常にリスクが大きいのです。 そこを「貸し出し」という何種類ものカテーテルを棚に置いておき、使用した物のみを請 求するということを「カテ屋」はやっています。"高額病院在庫"というリスクの肩代わり です。 病院側「経費を安く上げたい」、業者側「取り敢えず、売上を上げたい」、両者の利害 は一致しています。 だから、病院側も医師も何も言わないのです(別に言う必要がない)。患者にわざわざ 馬鹿正直に「業者がカテ室にいますけど、ご心配なく」などと言う医師などはいるはずも ありません。なんたって「利害」が一致しているのですから・・・。 デバイスメーカーもカテ屋の言い成りです。ペースメーカーもそうですが循環器系のデ バイスは異常に高過ぎます。それがカテ屋やメーカーをのさばらす原因だと思います。 ただ、ある医療関係者からの証言で補足しておきたいのは、「内視鏡検査」なんかもそ うなのだけど、医療従事者の中に新しいデバイス(器具)を使いこなせるだけの技術がな いためにメーカーのそれを作った(関係した)人間が指示をしながら、医療関係者が手探 り状態でやるのが検査の実態みたいだ(時間がない場合はそのままメーカ側の人間がやる) 。 その前には講習等なしにぶっつけ本番でやるそうである。何故、こういう風になってし まうのか?すべての原因がそこに集約するとは思えないが、デバイスなどの納入に関して はお偉い先生が担当し、現場で使う先生がほとんどタッチしていないということである。 だから、現場で使いやすいデバイスを選択するというよりは「お偉い先生」の気持ちを うまく掴んだメーカーや医療器具会社の勝ちであるということが言える。つまり、「如何 に男芸者」に徹しきれるかがこの業界で生き残る唯一の方法なのである。 いずれにしても遠い世界に置き去りにされ、自分の情報や体すらもさらし者にされる患 者の人権は完全に踏みにじられているのである。
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