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ズバリ、このBSEに罹患する確率から言うと乳用種の肉牛転用(ホルスタイン、ジャー ジーなど)>乳用種の廃用牛(もう、乳用種として使い物にならなくなった)>F1(2つの 種類を掛け合わせた最初の種〜肉×肉、肉×乳、乳×乳などのパターンがある)>赤身の肉 用種(アンガス、ヘレフォードなど)>和牛。この様な図式になる。 それなら、何故十把一絡げに「牛」として全頭検査を実施するのか?それは乳牛農家と肉 牛農家双方に不公平感を与えないようにする行政的な配慮としかいえない。もうちょっと突 っ込めば、選挙の時に票を稼ぐために軒数が少ない「和牛農家」にも面倒なことを強いてい るのである。上の図式から見ても「和牛」が罹る確率は非常に小さいものだろう。 ちょっと話は変わるがみなさんは「和牛」と「国産牛」の違いが分かるだろうか?最近の スーパーの食肉コーナーではこういう表示が多いはずである。みなさんが良く勘違いされる のが「国産牛」もその名の通り、国産品だから安全だろうと思うことである。この「国産牛 」は「和牛」に比べたら、非常に安いはずである。 なぜなら・・・それはBSEの罹患率で上から2つの乳用種の肉牛転用と乳用種の廃用牛だか らである。もしかするとこれらから比較したら、BSEに関しては輸入牛肉であるオーストラリ ア産(実は根本的にはとんでもない問題があるのだが・・・)や現在は輸入禁止になっている アメリカ産の牛肉の方が安全かもしれない。 今度、スーパーで買う時は「表示」に気を付けて下さい! それでも私は敢えて言いたい。BSEから人間がクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患し、発 症する確率はガンに罹患し、発病する確率よりかなり微小なものであると。気をつけなけ ればならない事は確かだがある程度正しい知識さえ身に付けておけば、恐れるに足りずと 言えよう。 だが、今のBSE問題の中でアメリカが最初は自国の基準のごり押しで輸入再開させようと 思ったが最近の交渉では日本側の主張に少し折れてきたことは良い兆しだと考えます。人の 口に入る物ですから安易な妥協は禁物です(日本国内の業者に突き上げられても)。 《MEMO.0010》BSE(Bovine Spongiform Encephalopathy)= 牛海綿状脳症 異常プリオン(たんぱく質の一種)が原因で牛の脳がスポンジ様のなることからこの病 名がついた。1998年にイギリスで初めて発見され、日本でも2001年9月以降、9 頭の感染例が確認された。人に感染すると致死性の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病を 発症するとされている。そのため、日本では食肉として処理される牛(種類を問わず)の 全頭検査が義務付けられている。 8例目までは飼料の中に含まれていた肉骨粉が原因だと解明されたが9例目はその肉骨 粉が製造、販売中止になった後に生まれた牛なので感染ルートが明らかになっていない。
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