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「副作用」情報を言わないのか?1 某大学病院にて、がんの摘出手術をしたQさん。術後は非常に順調であった。しかし、経 口抗がん剤(フルオロウラシル)を手術をした外科で処方されてから何か体に異変が起こっ ていた。それが具体的には何かは分からずに・・・。 ある日、Qさんは腫瘍内科のドクターに口の中がなんだか痛いので診察してもらった。そ の時、ドクターは「特に問題はないようですね。口腔外科か耳鼻科で診てもらいますか?」 との事だった。 しかし、痛みは退かないし、、本人自身が全く納得がいかない。狐につままれた感じであ る。そこで試しにその製薬メーカーのHPで『副作用情報』を調べて見た。 そこにはこう書かれていた。「本薬剤を長期に渡り、服用した場合、口内炎が起こること がある」とちゃんと明記されていた。 その事を2ヶ月に1度の外科診療の時に「フルオロウラシル投与で口内炎が起こることが あるみたいですが・・・」と尋ねて見ると、ドクターはいけしゃあしゃあと「あっ、そうで すね。そう書いていますね。そんな時は2〜3日飲むのを止めてくださいね」とそんな事当 たり前という感じで言われてしまった。 Qさんはその薬の服用を1週間止めたところ、痛みはほとんどなくなっていた。 仮にも4月から第3内科から『腫瘍内科』と名称を変更して、ガン専門医になったはずの ドクターが昔から日本でしか使用されていない抗がん剤の副作用を知らず、無責任に「口腔 外科か耳鼻科で診てもらいますか?」と言ったところが大問題である。 現在の日本にはまだ本当の意味での「腫瘍内科」に属するガン専門ドクターはほんの一握 りしかいません。ましてや「緩和ケア科」などと言うものは欧米に習って開設しましたがレ ベルは依然として低いのが現状です。 がん患者の痛みを出来る限り和らげるようなモルヒネの使い方を知っているドクターは日 本全国に一体何人くらいいるのだろうか(思わず遠い目になる)? 確かに現代は「副作用情報」すらもインターネットより収集が出来るようになった。だが、 本来は医者から直接、インフォームド・コンセントにより知らされるのが正常のあり方であ ることは間違いない。 ただ、医者に疑問を感じたら、即HPなどで「副作用情報」を仕入れることは必要だ。何故 なら、苦しむのは患者本人なのだから。
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