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自分が高校生の時、「ムツゴロウ」に憧れて、著書をむさぼるように読んだ時代が懐か しい。出来れば、高校を卒業した後はH中にある『ムツゴロウ王国』で働きたいと本気で 考えていた。 私事だがE市にある専門学校の講師をやっていた時、あこがれの「ムツゴロウ王国」石川 さんと知り合った。とても人当たりが良く、面白い方であった。石川さんが講義をする前の 準備とかを主にさせていただいた。王国の話を聞く時間がなかったのがちょっと残念だった が・・・。 実は昔からこの王国には大きな問題があった。それは「稼ぐ人」が少ないということであ る。畑さんが執筆活動やテレビの出演などを積極的に行なっていたのは全てがこのためだっ たのである。 多くの動物、それを世話する多くの王国の人々の生活は石川さんなども少しは稼ぐように なっていたがそのほとんどが畑さんの肩に重くのしかかっていた。この動物や人間達を養っ ていくには1年間だけでどのくらいの費用がかかるのだろうか? 王国を維持するだけでもかなりの金額であることは想像に難くない。 今回、北海道では良く知られている寄生虫「エキノコックス」の問題など様々なデメリ ットを抱えても東京都あきる野市に移ったのは「金」のため以外の何物でもない。 北海道の片田舎にいても入場者数はたかが知れている。首都圏に行けば「ムツゴロウ」 の名で人がたくさん集まるだろうということだ。私は決して、悪い意味で言っているので はない。今でも畑さんは好きである。 ただ、たくさんの人や動物を養っていくにはこの方法しかなかったのだと考える。「エ キノコックス」騒動から始まった"東京ムツゴロウ動物王国"。前途は多難だと思うが、ム ツさんや王国の住人達が考えた様々なアトラクションやショップなどで楽しむことが出来 る。 紆余曲折があったが何とかムツさんや石川さん、王国の人々、そして動物達には生き抜 いて行って欲しい。自分達が生きるために金を稼ぐのは当たり前の事なのだから。 《MEMO.0013》エキノコックス エキノコックスは単包性と多包性の2種類ある寄生虫。北海道のものは多包性。成虫と 幼虫の宿主が異なります。成虫は主としてキツネ(北海道ではキタキツネ)、犬、幼虫は 野ネズミ、人、豚などに寄生します。成虫は卵を作りますが、その卵が何らかの状況で人 の口に入ると、腸で卵から幼虫となり、主に肝臓に寄生し、エキノコックス症を引き起こ します。 エキノコックス症は"エキノコックス"が主に肝臓に寄生して起こる病気。世界的な規模 では北半球(寒い地方)での発症例が多く、日本では北海道を中心に見られます。感染率 は特に高くないが感染から自覚症状が出る(潜伏期間)まで数年から10数年くらい掛か り、気が付かないうちに悪化してしまう可能性があるので充分な注意が必要です。
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