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〜安易に値段だけで判断するな! 現役で現場を回っているMRよりジェネリック(ゾロ品)について貴重な情報をレポ ートしてもらいました(ゾロ品とは先発品の特許が切れた途端、<ゾロゾロ>と雨後の 竹の子のように出てくる薬の様を表現している)。 私の担当地区では平均20〜30%(ゾロ品)でしょうか。多いところで約50% です。まだ、割合としては低い方だと思います。 また、療養型病床群の病院ではその割合が急に高くなり、70〜80%ぐらいです。 (療養型では老人が多く、経費も制約があるのであまり薬剤にコストを掛けられない という理由がある。また、前にも記したが本音を言えば、「治らなくても構わない」 もし、仮に老人が死んでも薬以外のせいにすることが充分可能だから) 年配のドクターは、ゾロ品を嫌がる傾向が高く、比較的若いドクターは積極的に採用 している感じがします。 採用しているドクターは「患者の薬に対する負担額が少なくて済む」という意見が多 く、採用していないドクターは「効果等に不安がある(信頼性)」や「薬ぐらいは副作 用情報が蓄積されている一流品を使いたい」など意見はさまざまに分かれています。 私の意見としては、会社の関係上、先発品(特許を持っていたメーカー品)を採用し て頂いた方が良く、ゾロ品に切り替えとなると価格が安い為に売上も下がるし、(先発) メーカーとの関係も時には悪くなります。 確かに患者にとっては負担額も少なく済むし、病医院も一時的には薬剤購入額が抑え られて良いのでしょう。ただ、薬価差益率を見ると薬価が安い(ゾロ品)ため、差益額 も少なくなり、長期間においては病医院の収益に大きくかかわってきます。 高薬価で多く使っている薬剤をゾロ品にすると差益額も大きく減少する形になるので、 先発品の安定性や品質等と共にこの辺りをドクターに強く提案しています。 ジェネリック医薬品のMRは自分達に対して、情報も少なく、得意先への訪問回数も少 ないのが現状です。実際にはMRの絶対数が少なく、ジェネリックを採用している病医院 も数が少ないという側面もあります。 ただ、どんな分野でもそうでしょうがジェネリック医薬品のMRの中にも一生懸命な人 もいますし、大手メーカーのMRでも仕事をほとんどしない人もいますのでこれはそれぞれ の人の努力、能力、資質などが微妙に絡んでくるものだと思います。 後は調剤薬局の薬剤師さんから言われたのですが、「ジェネリック医薬品は大包装しか ないから使えないもんねぇ〜」という声を実は多く聞きます。包装が多過ぎて、使い切れ ずに捨ててしまうケースも多々あるそうです。 それから『ゾロ品』の採用を渋る理由の中で「複数の医療機関の処方箋を受けているの で先発品とゾロ品を品揃えしなくてはならなく、薬剤のアイテム数が増えるので現場とし ては嫌がっている」というのが実情です。 彼のレポートはここまでですが「ジェネリック(ゾロ品)医薬品」については長くなり そうなので来週、再びこの話をしたいと思います。
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