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〜根拠が無い、20ヶ月齢以下除外!!! BSE、今後はあえて「狂牛病」と呼ぶことにする。 【全頭検査を引き下げる本当の理由】 プリオン専門調査会は「若い牛を全頭検査の対象から除外しても人への感染リスクは 増加しない」と報告。厚労省はこれを受けて、全頭検査を緩和する方針に切り替える。 その期限は「20ヶ月齢」と日本は主張している。この根拠は全頭検査で微弱の異常 プリオン(狂牛病の原因たんぱく質)が発見された最若齢牛が21ヶ月だということだ。 一般的に若齢牛から異常プリオンを検出することは困難である。世界でもこれだけの若 齢牛から検出した例はない。『全頭検査+日本の詳細検査』が生んだ成果だと言えよう。 【日本が世界に誇る全頭検査】 1.エライザ法 → 延髄を破壊した乳剤を用いて行う抗原抗体反応の一種で、病原体の有 (4-5時間×2回) 無を抗体にして用いた酵素により、色の変化として検出 (発色の度合いにより 陽性=ここではまだ"疑陽性") ↓この場合、次の検査へ 2.ウエスタンブロッティング法 (8-12時間) → 脳、延髄組織を破砕した乳剤を用いて、乳剤中の異常プリオンタンパ ク質を大きさ、構造の違いで電気的に分離した上で、プリオンに反応 する抗体を染色して、プリオンの分布状況を見て、確認。 〜ヨーロッパではこれが「確定診断」でこれ以上の検査はしない〜 日本ではこれに2つの検査が加わります(厚労省の班で決定)。 3.4.病理組織学検査+免疫組織化学的検査 (12-24時間) → 現在は迅速法で行なわれる(20%ホルマリン+高温=固定時間を早める)。 【ずぼらな米国に押し切られるな!】 しかも全頭。このような徹底的な検査を実施してきた為に新たな発症を最小限に抑えら れたと思います。確かに経済的な事や若齢牛の感染度合いを考えると無駄なことなのかも しれません。特に「30ヶ月齢以上」の検査を主張する米国にとっては尚更、不経済とい う事でしょう。 しかし、これだけ徹底した調査をやったからこそ世界初「21ヶ月齢」の異常プリオン を発見出来たのでしょう。米国ならば、その齢に検査をやっていないのだから全く発見す る可能性がありません。しかも、この感染牛は狂牛病の元凶と言われていた"肉骨粉が禁止" になって以降のものです。 狂牛病はまだ感染経路など不明な部分が非常に多く、これから解明される事が肝要であ ると考えます。。日本式全頭検査は経済的(米国的)な理由だけじゃなく、獣医界、それ以上 に世界の食糧事情を考慮に入れても続けるべきだと思います。 ブッシュの選挙、吉○家の牛丼、米国の経済的な問題、狂牛病の全容の解明、20ヶ月 以下に定めた本当の理由(国際的には24ヶ月)、輸入輸出問題・・・。 何が一番、大事なのだろう???賢明な読者ならもう分かっていると思うが・・・。 「狂牛病」については長くなりそうなので来週に続きます。
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