毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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あなたの心臓がみんなにさらされる!?


 医療関係者T氏が今週は帯広から渾身のレポート!!

【"心臓カテーテル治療"腕自慢大会】

 心臓カテーテル治療を行う腕のいい(?)といわれているセンセイ達が集ま
って腕自慢&日ごろべったりしているメーカーの製品の評価・宣伝のため「ラ
イブデモンストレーション」なるものを全国津々浦々・1年を通して行われて
おります。

 こんなことを言ったら「なにをいうか!術者のレベル向上のためにエキスパ
ートの技術をオープンにしてるんだ。それは引いては患者のためになるんだ」
と言われそうですが・・・。

        「すんげー、金がかかるんです!!!」

 なにせカテ室で行っているカテ治療の映像をホテルなどの違う会場などに飛
ばすわけですからそれだけでもかなりの金です(専門の業者やらスタッフやら)
。それはほとんど宣伝効果を期待するメーカーが負担するわけで・・・

【患者はまるでモルモット】

 それはさておき、いわゆるライブの会場となるカテ室を提供する病院の患者
さんをライブ用として何人かピックアップするわけです。

 しかし、本当に困難な症例の患者さんはあまりピックアップしません。なぜ
なら大勢の観客の前でセンセイも失敗したくないわけです。しかし、難しい症
例も用意しておかないとそのライブの評判も下がる訳です。

 そこでキビシイー症例はゴッドハンドのスペシャルゲストにやってもらった
りします。当然、映像をみる会場には"オピニオン"言われるセンセイ達がコメ
ンテェーターとして術者のセンセイとマイクでやり取りしてる訳です。

「Q先生、これから挿入するバルーンカテーテルはどこのメーカーのものですか?」

「ZZ社のです。これは大変すべりがよいカテですねー」なんて言うわけです。

 患者さんには一応"ライブデモ"で治療してるところを写します。でも名前も
顔もでませんし「いつものようにカテをやるだけです」みたいな説明はするの
でしょうがはっきり言って患者さんや家族はよくわかってませんよ。

           "ライブデモ"なんて・・・。

 あれだけはっきり心臓の血管の詰まりや造影剤が入るところなどX線透視下
とはいえ天下にさらされます。それは・・・

         「動いているあなたの心臓です!!」

 でもミスして患者さんにもしもの事があればその先生は天下に腕の悪さを知
らしめることになり、つらい医者人生を歩むことになるのかな・・・。

【金はかかるがメーカーにも大きなメリット】

 今日はこんなところですが、実は私自身過去にかなりこのライブデモで営業
上の恩恵を受けてました。でも「なんか違うなー」と常々思ってたので今回は
書いて見ました。

 なにせ8年前『ローカルオピニオン』と言われる地域でのゴッドハンドのか
ばん持ちとしてドイツのライブデモを喜んで見に行ったくらいです。

 やっぱりメーカーとしてはライブで自社品を使用してもらうことは最大の宣
伝なります。

 循環器の世界は「あの先生がいい」といえば右習え的なところが顕著です。

【拓コメント】

『ゴッドハンド』がどういう医者か分からないのでT氏に尋ねたところ…

 ────────────────────────────────

『ゴッドハンド』というのはいわゆるこの世界で重鎮とよばれている先生たち
で、ぜんぜんブラックジャックじゃないです。ただ、腕がいいと評判の方たち
です。そりゃ年間150から200例やれば腕も上がるし維持出来るからね。

 台湾の李登輝総統がわざわざ倉敷までその先生にやってもらいたくて来る訳
です。

 ライブデモで難しい症例と言うのは完全に心血管が詰まっているところにガ
イドワイヤーなる細い針金のようなものを通したり、バルーンカテを通したり
する症例が多いね。

  海外のライブでこんな症例を特に好んでやる日本人Drがいて

      「カミカゼDr〇〇」なんて呼ばれてたね。

 ライブでも失敗はないこともないけど重大な失敗はそれほどないと思う。や
ばいと思ったら術者は中止するし治療後の出来が良くなければ使用したデバイ
スのせいにするね(このメーカーは悲惨)。

 通常の心臓インターベンション(カテ治療)ではやはり事故というかミスは
あるよ。

 オレも一度、
 
 まだ経験の浅い先生がやってて心停止なんて目撃したことがあるもんね。
              (こえ〜〜〜〜〜〜(^_^;)

*「デバイス(器具)のせいにされたメーカーってのもかわいそうだね」


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