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〜続々と新設する『セカンドオピニオン外来』 今回は自身の経験に基づき 『セカンドオピニオン』のあり方をリポートする現役医療関係者T氏。 【良い傾向『セカンドオピニオン外来』新設】 最近、北海道でも『セカンドオピニオン外来』がちらほら開設されてきて良 い傾向だと思います。 8月からは北海道ガンセンターが実施しているし、今月からは胆振方面の大 手病院が開設しました(室蘭市・日鋼記念病院)↓。 http://www.nikko-kinen.or.jp/info/inf04101.htm ただ、自由診療になるため「30分・5250円」もかかってしまいますが 自分の体です。命です。受身じゃダメです。 「納得出来なければ、病院を替えましょう」 「どうなっても知りませんよ」とか異常なくらい嫌な顔されたりとかあるかも 知れませんがそのような態度の先生はやはり問題があります。 【自分自身の「がん」経験とセカンドオピニオン】 私は、最初の病院での診断で「がん」と言われまして、それはそれで自分で も普通じゃないと思っていたましたので受け入れることはできました。 しかし、その先生はあまりに夢も希望ないことを平気でズケズケ言うもので すから(自分が言われたら頭にくると思うけどな・・・)嫌になって、入院日に 行きませんでした。 そしたら、電話が来て「どこ行っても同じですよ!」だって。 確かに、他の病院での検査・診断も全く同じでした。 でも、そこの先生は 「私と同じ年でまだまだ若いんですから、 早く手術して一緒に頑張っていきましょう」 と言ってくれました。 手術もたまたまかも知れませんが、某知事の胃がん手術チームの一員でもあ り、腕がいいと評判の先生に執刀してもらうことができました。 それが本当に間違いのないのない選択だったのかは正直まだわかりません。 でも、 「ここで手術してうまくいかなくてもしゃーないか」 みたいな気持ちになり、自分で納得出来たので「良し」としております。 この病院は、現在の会社に於いて、自分の担当なんで仕事しながら、自分の 診察・検査が出来るので大助かり。 あっ、別に仕事がらみでこの病院を選んだわけではないですからね。 あくまでも「セカンドオピニオン」としてまず行ったということです。(^^) 【拓コメント】 さすがにご自身で経験されているだけに言葉に重みがあります。私も患者さ んの選択肢が増やすことは必要な事だと思っています。しかし、未だに彼が最 初に診察を受けた病院のドクターのように「脅しのような言葉」でカルテを出 したがらない先生も多いようです。 「検査・診断」が全く同じでも次の病院のドクターのように優しい言葉を掛 けることで、すごい不安感にさいなまれている患者の気持ちは時として、安ら ぐものです。 ある意味、自分の運命を任せる様なドクターに出逢えた事は彼にとって幸せ な出来事だと思います。「セカンドオピニオン」を選択することで救われたと 言っても過言ではありません。 身体を治療するだけが、医者ではありません。精神科の医者じゃなくてもイ ンフォームド・コンセント(事務的じゃなく)をしっかり行い、患者さんの心の ケアもしながら「検査・治療」を進めて行くべきだと考えます。 ただ、懸念する材料とすれば、セカンド、サード、フォース・・・と疑心暗 鬼になっている患者さんが際限なく「病院回り」をしてしまう事です。そのた めにも「検査・治療」をせずに心に重点を置いた『セカンドオピニオン外来』 の存在意義は大きいと思います。
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