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〜"混合診療"って何? 解禁すると何か良い事があるの?? 「昔の戦隊物は趣があって良い」と仰るT氏が再度、この問題を追求! 以前に取り上げた関連記事 http://www.unlimit517.co.jp/medi83.htm (総理がゴリ押しする理由も) 【"混合診療"をゴリ押しする総理】 混合診療の議論が小泉総理の「年内解禁」発言で急速にヒートアップしてき ました。くすぶりつづけていた問題ですが、結論を出す期限が明確に示され、 どうなるか?といったところです。 8月はじめの中間報告 (http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/08/h0805-2.html)で抗がん剤や回数制 限のある検査など混合診療を容認すべき具体例をあげて年末の答申へむけて審 議する方針を決めました。 具体例(下記"メリットの項"を参照)はいずれもたいしたことはなく、医師か ら賛同を得やすいような感じです。 最近、若手勤務医の中には解禁派も出てきているようです。 【医師会、厚労省は反対】 道内でも11月末に札幌で解禁反対の集会が行われます(医師会中心)。 [医師会は下記"デメリットの項"の様な理由で反対] たしかに「公的保険給付範囲の縮小」や「所得格差の受療の不公平」など影 響が大きいのですが・・・。 『皆保険制度存続』へ正念場ですね。 【拓コメント】 この問題は表面上だけで捉えてしまうととても分かりにくいと思う。もし "混合診療"が解禁された場合に考えられる「メリットとデメリット」を次に 出来るだけ分かりやすく、列記して、最後に"解決策"を考えた。 [メリット(長所)] 1.診療やそれに付随するものの選択の幅が広がる(診療などに付帯するサー ビスは受けやすくなる。例:通訳、付き添い、外食、タクシー等)。 2.患者の自己負担が軽減される(今までは「保険適用」と「保険適用外」の 診療が含まれていたら、全てが「保険適用外」として自己負担になったが、 解禁されるとそれぞれの支払が出来るようになる)。 3.規制の緩和で「医療の質や技術」を高める事が出来る。 4.健康保険財政が逼迫している中、医療費(保険給付費)を抑制することによ り、税金からの支出を抑えられる。 5.あまり質の高い医療を提供出来ないドクターは淘汰される。 [デメリット(短所)] 1.保険が適用される範囲が抑え込まれ、今以上に所得が低い人たちにとって は"高度先進医療技術"の恩恵にあずかる事が出来なくなる(不公平が生じる)。 2.「民間療法」のように医学的根拠の疑わしい治療まで"混合診療"として通 用してしまう可能性がある。 3.医療提供コストは増大し、保険外診療費用が増加する。 4.患者側は、私的保険を通じた保障を求めるようになる(アメリカの二の舞 になる?)。 5.私的保険の加入制限や保険料がべらぼうに上がってしまう。 結局「貧乏人は早く死ね!」ということか・・・。 {上記の解決策は?} 1.「特定療養費」の適用範囲を広げる。これにより数多くの"高度先進医療" が保険適用になり、受けられる人が増えれば、費用は安くなる。 2.日本で認められていないが諸外国で承認されている薬や手術法などについ て、医学的、客観的に効果効能が証明されるのであれば、速やかに「保険 適用」にする。 3.「健康保険適用の判断基準」を明確にして、患者側にも分かりやすくする (つまり"明朗会計"にせよ!という事)。 4.医療機関の情報開示の徹底(診療実績、医師・看護師の配置基準、カルテ の開示等) 5.「患者の顔がお金に見える」「患者のしけた面よりクラブのネェチャン」 「先端の医療技術をマスターするよりやっぱ車だなぁ〜」「少しくらいな ら酔っていてもいいだろう(診療時)」「学会優先だから」・・・ こういう"倫理観"を持つドクターの再教育と医師免許更新を難しくし、 本当にレベルの低いドクターは免許剥奪で網の目から落ちてもらうような 制度の構築。 【もっと詳しく知りたい方には】 特定療養費制度とは http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ansin/an413002.htm 高度先進医療とは http://www.mhlw.go.jp/topics/0106/tp0601-1.html 【拓つぶやき】 それにしても、これを審議する「規制改革・民間開放推進会議」議長にオリ ックス会長の宮内義彦氏が選ばれたのはどういう経緯からなんだ!?
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