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あの悪夢から、今日でちょうど5年。
"テロ対策"の一つとしてのブルーギル



 私が、世界を震撼させるこの事件を最初に知ったのが、ススキノから朝帰り
し、何気なく付けたテレビの中で。最初は、正直、「新作映画」だと思った。


【日本の"嫌われ者"が役に立つ】

 「アメリカ同時多発テロ事件」が起こったのが、今日からさかのぼること、
5年前、2001(平成13)年9月11日。スローモーション画像で、世界貿
易センタービル・ツインタワー(現在・グランドゼロ)に、突っ込んで行く航空
機の姿は、今でも鮮明に、目に焼き付いて、離れない。

 あれから、5年経って、「テロの防止対策」は、進んだのだろうか?

 こんな記事を、少し前に、見かけた・・・

 米国の会社が、このほど、「魚を使った毒物検知システム」を、開発したと
いうのである。その主役が、日本では生態系を脅かし、在来種を駆逐する悪者
として知られているブラックバスと並んで、嫌われる「ブルーギル」である。

 米国の会社とは・・・

 インテリジェント・オートメーション社。

 この会社が、米陸軍と共同で、開発したのは、「水道水を供給する川や貯水
池から、水を引き込んだ水槽に、8匹のブルーギルを放した」単純なもの。

 しかし、一見、単純なものの中には・・・

 最新の技術を仕込み、「ブルーギルの動き」や「呼吸」を、センサーで常時
分析。異常を検知すれば、自動的に、担当者に、知らせるという仕組みである。

 同社によると・・・

 「ブルーギル」は、"青酸カリ"など毒物に反応しやすく、有機溶剤や殺虫剤
にも、敏感なことから、テロに限らず、工場排水や油漏れなどの「汚染探知」
にも、活躍が期待されているとのことである。

 既に・・・

 ニューヨークなどの自治体で、採用されている模様。

 私が、チョッと気になったのは・・・

 この「魚(ブルーギル)を使った毒物検知システム」は、即効性があるのか?
という疑問を、抱いた。タイムラグが大きいようであれば、テロリストの侵入
の可能性が、一番高い空港では、使用出来ないのではなかろうか。

 シンプルなシステムで、とても良い発案だと思うが、これは「遅効的な対策
の位置付け」であるのか?それが、この記事からでは、少しハッキリしない。

 ただ・・・

 日本での嫌われ者が、有効活用出来るのであれば、"一石二鳥"以上である。

 
  **乱しているのも人なのだが・・・→ http://tinyurl.com/jxoza

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