毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

トップ プロフィール 医療メルマガ 無料レポート関連 交渉人メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法




お探しのものが見つかりませんか?
Googleで検索して見て下さい。


Google



WWW を検索
このサイトを検索



無料メールマガジン
「毒舌!医療と生物を
やさしく読み解く入門」


知れば、楽しくなる。
楽しくなれば、知りたくなる。

そんな、あなたへ

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ
ストレスを読み解く2


**ストレスを読み解く1へ


 実際に"ストレス"を必要以上に感じず対処する方法や病院に行かざろう得な
くなった場合、「どこの科目?」で診療してもらえばよいのかを取り上げる。

【"ストレス"を楽しむ!?】

 前号の最後に、うまい対処法は「"ストレス"を楽しむこと」にあるのかもし
れないと書いた。だが、実際は、個人差、環境、状況など様々な要因があり、
一概にこれが「楽しむこと=対処法」だとは言い切れない。

 だから、次に挙げる対処法は、あくまでも"ほんの一例"であると思う。これ
らを「そのまま活用」しても良いし、様々な要因に合わせて、自分なりに工夫
し、「応用」しても結構である。

 "ストレス"を強く感じたら、先ずどこに影響を与えるだろうか?どちらかと
言うと、「肉体的な部分」よりも「精神的な部分」の方が、大きいのではない
かと推測される。

 つまり、"ストレス"を少しでも緩和するためには、この「精神的な部分」の
疲れを癒してやるのが、効果的だと考えられる。相対的と直接的な対処法の両
面から、列挙して行きたい。

───────────────────────────────────
01."休息"をうまく取る

   先ず、体を休めることが大切である。「心の反射神経」が鈍い時は、ど
   うしても物事を悲観的に考えてしまう。色々な事情があるだろうが、思
   い切って、休息を取らないと、益々"ストレス"の影響が増加する。

02."頭の疲れ"を取る

   ストレスが溜まってくると良く「脳が疲れた」などの表現が出て来る。
   こういう場合、脳のエネルギー源は「ブドウ糖」なので、高たんぱく質
   の食事を摂り、*DIT反応を高め、身体や脳の血流を良くする。

   *DIT反応…食事後、体温が上昇する反応=食事誘発性体熱産生
    (DIT=Diet−Induced Thermogenesis)

03."気疲れ"を取る

   通常、人間の体は、ストレスが溜まった時、副腎皮質ホルモンを分泌し
   て、対処しようとする。このホルモンを生成するためには、「ビタミン
   C」が必要なので、これを充分に、補給する。

04."神経の疲れ"を取る

   これは「神経伝達物質の減少」から来る疲れ。神経伝達系が鈍ると、動
   作や反応が鈍り、頭の回転が悪くなる。「神経伝達物質」には色々種類
   がある。

   特に重要なのは「カテコールアミン」。この原料となるのが、"アミノ酸
   のチロシン"。食材で言えば、タケノコや魚類にたくさん含まれている。

   神経伝達そのものを良くするには、「ビタミンB群(魚類、乳製品など)」
   を出来るだけ多く摂取するようにする。

   疲労を感じさせる「神経伝達物質」=セロトニン。これは、トリプトフ
   ァンというアミノ酸から生成される物質。これ自体は、リラックス効果
   や誘眠効果を生み出す反面、疲労感ももたらす。

   これを防御するには、「*BCAA」というアミノ酸が必要。通常の食
   事から、「BCAA」は摂取出来るのだが、同時に、トリプトファンも
   含まれているために、量として補うには、良質なサプリメントが必要。

   *BCAA…必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総
         称。上記、サプリメントが必要なのは、あくまでも原因が
        「セロトニン」と同定されてから、摂取するべき。

05."ギャバ"で疲れを取る

   最近、注目されているのがこの物質「ギャバ(GABA:γアミノ酪酸)」
   である。漬け物や発芽玄米になど含まれていて、"ストレス緩和"、血圧
   を下げる、精神を安定させる、不眠や抑うつの改善などの作用が、確認
   されている。

   元々、"ギャバ"は、動植物など自然界に広く存在するアミノ酸の一種。
   人を始めとする哺乳動物では、脳や脊髄など中枢神経系に多く存在し、
   興奮を抑制する神経伝達物質の一つとして、働いている。

   興奮系の神経伝達物質に対して、"ギャバ"のような抑制系の神経伝達物
   質は、非常に数が少ない。この"ギャバ"を脳まで行き渡らせるには、ち
   ょっと工夫がいる。

   "ギャバ"は、アミノ酸のグルタミン酸から生成される。その時に、ビタ
   ミンB6(サケ、サバ、サンマ、レバーなど)を必要とするため、これを
   補った上で、摂取した方が、"ストレス緩和"の効果が高くなる。

   "ストレス緩和"に効果がありということで、食品業界も目を付け、昨年
   の11月に、ヤクルトが、トクホ(特定保健用食品)として、"ギャバ"を
   含む乳酸菌飲料「*プレティオ」を、"血圧が高めの方"をキャッチフレ
   ーズとして、発売。

   *プレティオ…昨年、発売前にモニターとして、試飲したが、「くせも
          なく、非常に飲みやすかった」という印象がある。

   また、今月中にも、江崎グリコが、通常のチョコレートの25倍以上も
   "ギャバ"を含む「メンタルバランスチョコレートGABA」を発売予定。
   高含有を可能にしたのは、植物性乳酸菌で、発酵生産する素材「ファー
   マギャバ」と呼ばれる素材である。

06."笑い"で疲れを取る

   札幌医大の学生が、卒論で取り上げた課題。昨年10月、札医大の学生
   7人を対象に調査。「アンタッチャブル」「笑い飯」などの若手漫才コ
   ンビのビデオを50分間見て、観賞前後に、"免疫状態"をチェック。

   このため、免疫細胞の一つである血液中のリンパ球の一種「NK細胞」
   の状況を調べる。一人を除く、全員の「NK細胞」が、鑑賞後に、"活性
   化"。これによって、科学的に「免疫機能の向上」が、確認される。

   調査人数が足りないことや世代によって少し「笑いのツボ」が違うとい
   う事は、懸念されるが、「笑ったり、リラックスしたりすること」が、
   様々な病気や心の問題に関して、"効果的である"という事は、皆さん自
   身が、既に、気付かれていると思う。

07."環境調整"で疲れを取る

   実際に"ストレス"の原因になったと思われる「職場環境」や「家庭環境」
   などを調整し、"ストレス"を減らすことで、症状は軽減される。

   しかし、環境は、自分一人だけで、変えられるモノではなく、直接、"ス
   トレス"原因に相対することによって、逆に、"ストレス"を増やしてしま
   う可能性もある。

   環境を調整するというよりは、自分の好きなことや趣味などを見つけ出
   し、間接的に「気分転換」をした方が、効果が高い。すなわち、自分な
   りの方法で、"ガス抜き"をすることである。
───────────────────────────────────

   「上記の対処法を実行しても、症状が一向に良くならない場合は…」
                 ↓
【"相談機関"&"医療機関"はどうしたら良いのか?】

 自分一人で、対処出来ないと思ったら、どこかに「相談する」しかない。直
接、"医療機関"に行く前に、実は、公的な相談機関が存在する。例えば、各市
町村にある「保健所(保健センター)」、各都道府県に設置されている「精神保
健福祉センター」などが、それに当たる。

 これらの施設では、専門の保健師や精神保健相談員などが、「どのように"医
療機関"を選んだら良いか?」「家族として、どう接したら、良いか?」などの
相談に乗ってくれる。予約すれば、面接で相談することが可能。

 まぁ、これらの公的機関で相談出来れば良いのだが、「もうその余裕もない」
という方は、直接、"医療機関"に行くことになるだろう。その時に、「どの科
目を選択するか?」を分かっているだろうか。これが、意外と分かりにくい。

───────────────────────────────────
   「精神科」「神経科」「精神神経科」「神経内科」「心療内科」

 紛らわしいこれらの科目を、正確に「区別」することが出来るだろうか??

■「精神科」「神経科」「精神神経科」

 主に、「心の病」を扱う科。いわゆる精神病(分裂病、躁鬱病)を始め、スト
 レスによるノイローゼ、心身症、不眠症など。

 これらは、現代医学では、通常、大脳・神経系における様々な検査(CT、
 MRI、脳血管撮影、脳波、SPECT[核医学検査の一つ]、筋電図、血液)
 及び、神経学的診察上、明らかな異常を認められないモノ。

▲「神経内科」

 神経系(大脳、小脳、脊髄、末梢神経、筋肉)に炎症、変性、腫瘍、血管障害、
 代謝、ホルモンなどの異常により、生ずる病気を扱う。

 病気としては、脳卒中(脳梗塞、脳出血、脳塞栓)、脳炎、てんかん、椎間板
 ヘルニアなどによる脊髄の障害、パーキンソン病、脳・脊髄腫瘍の診断、多
 発性筋炎、筋ジストロフィー症、多発性神経炎 etc…。

●「心療内科」

 ストレスと関連する病気(心身症)を扱う。病気の発症過程に、心理・社会的
 要素による「種々のストレス」が深く関与して生じる内科的病気(胃潰瘍、ぜ
 んそく、狭心症、高血圧症、過敏性大腸症候群など)を治療する。

 「精神科」などとの違いは、精神的な問題が、不安などの形で、心理的な心
 の面に強く現れれば、"精神科の範疇"であるが、動悸がしたり、お腹の具合
 が悪くなったり(下痢、腹痛)、高血圧、ぜんそくなど身体の方(内科的病気)
 に強く出れば、"心療内科の範疇"であると言える。

 だが、厳密に、これらを区別することは、困難であり、実際に"ストレス"に
 関する病気であれば、「心療内科」「精神科」「神経科」「精神神経科」を
 選択することになると思う。

 名前的には「心療内科」が一番、行きやすいかもしれない。最近では、"スト
 レス"そのものに焦点を当てた「ストレスケア外来」などという患者には、取
 っ付きやすい名目を設置している病院もある。 
───────────────────────────────────

  「ちょっと心配なのが、どのくらいお金が掛かるんだろう?」という事

 "診療費"に関しては、「健康保険が適用」になる。初回は、おおよそ初診料
や薬代などで、5,000円〜くらい。しかし、"カウンセリング・ルーム"な
どは「健康保険の適用外」になってしまい、"全額自己負担"になる。

 "カウンセリング・ルーム"の一般的な価格は、1時間当たり6,000円〜
10,000円くらい。これも、人気にある先生や病院などでは、もっと高額
になってしまう。

 これらの治療は、長期間(3ヶ月を目処)に渡ることが多く、治療費もかなり
の金額になってしまう。この負担を少しでも、軽減するのが、自己負担が治療
費全体の5%で済む「通院医療費公費負担制度(精神保健福祉法第32条)」。

 内訳は、公的補助が25%、健康保険が70%。自治体によっては、この5
%の自己負担も補助してくれるところがある。ただし、利用は、「健康保険が
適用される通院治療」に限られる。詳細は、各自治体窓口に要相談。

 この制度は、絶対に、知っておいた方が良い。だが、くれぐれも、最も高額
であり、家計を圧迫しそうな"カウンセリング・ルーム"の料金は含まれないこ
とは、頭の隅に置いておいて下さい。


こう読み解いてくると、
 
「通院する治療費が、余りにも高額で、それが"ストレス"なんてことも…」


   **先ずは一息つくことから・・・ http://tinyurl.com/99bf4


もっと知りたい方はこちら


無料メールマガジン
「毒舌!医療と生物を
やさしく読み解く入門」


知れば、楽しくなる。
楽しくなれば、知りたくなる。

そんな、あなたへ

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ








トップ プロフィール 無料レポート関連 交渉人メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法

Copyright (C) Unlimit Corporation.
All Rights Reserved.