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米国産牛"再び禁輸"の余波 本当に、アメリカは「日本をなめている」。今回の件で、その認識を新た にした。普通、物を売るのならば、相手のニーズに合わせるのが、当たり前。 【事件のあらまし】 1月20日(金) 成田空港に、同日、輸入された「米国産牛肉」 ↓ BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位の「脊柱」混入を発見。 ↓ 政府は、「米国産牛肉」の輸入を全面停止 【本当に、"検査官"の責任?】 アメリカ人の性質を表わす「ある逸話」がある。 それは、次のようなものだ。 ─────────────────────────────────── 皿洗いを生業としていたあるアメリカ人が、いた。ある日、そのアメリカ 人が、皿を床に落として、割ってしまった。「何をしているんだ!」と怒 られたそのアメリカ人は、「俺が悪いんじゃない。皿が滑りやすかったか ら、床に落ちたんだ」と、反論したらしい。 ─────────────────────────────────── 今回の一件を、観察してみると、まさに「この逸話がピッタリ」とくる。 それらを、裏付けるのが、米国要人による次のような発言の数々だ。 ─────────────────────────────────── 「技術的な違反であり、牛肉の安全の問題ではない」 「世界中から敬意を払われるほど厳しい基準に従っており、日本は、早期に、 輸入を再開すべきだ」 「日本が、再び、輸入禁止をするなら、経済制裁を視野に入れたい」 「出荷された肉は、生後4ヵ月半の子牛で、背骨も国際基準では、特定部位 とされていない」→ 日本との約束は?どうなちゃったの。 「BSEが人間に感染したのは、世界で約150例。自動車事故の方が、確 率は高く、米国では感染例は報告されていない」 → 確率論では、すまされないだろう。いくら確率が、低くても、人類が 真相を解明しなければならない病気は、あるはずだ! ▽約150例 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD) http://www.unlimit517.co.jp/ana38.htm ブッシュ大統領も、カンザス州において、リップサービスで、 「日本人は、"うまいカンザスビーフ"を食べたがっている」というような ニュアンスの発言をしている。 ─────────────────────────────────── 自分達や自国の反省は、一体どこへ行ってしまったのか?つくづく、「高 ビーで、自己中心的な人達」であると、言うしかない。ここで、私が、感情的 になっていても、仕方がないので、時系列に従い、今回の件を読み解きたい。 ─────────────────────────────────── [事実確認] ─────────────────────────────────── 1.今回、危険部位の「脊柱」が見つかったのは、日本の商社が、見本とし て、空輸した冷蔵(チルド)牛肉。 2.この牛肉を輸出したのは、食肉加工会社アトランティック・ビール・ア ンド・ラム(ニューヨーク州)。解体したのは、そのグループ会社ゴール デン・ビール(オハイオ州)。 3.米国の輸出牛肉の処理施設には、米農務省が認定した「食肉検査官」が、 必ず常駐している。今回は、この検査官が、"出荷の段階"だけでなく、 解体の段階でも、「脊柱」の混入を、見逃していた。 米国側は、「特定部位を除去するルールを、検査官が知らなかった」 としている。だから、あくまでも、問題の牛肉出荷と関わった2つの業 者と検査官の人為的なミスで、他の処理施設では、起こらないとの見解。 4.輸入された41箱(約390キログラム)の子牛肉のうち、3箱(約55キ ログラム)で、「脊柱」が、除去されていない牛肉を、日本の農水省動物 検疫所の担当者が、"目視検査"だけで、発見。 5.上記、アトランティック社の処理施設は、昨年末に、日本政府が実施した 「査察の対象外」だった。日本側が、この時、査察を実施したのは、11 施設。しかし、実際には、日本向けの処理施設が、約40ヶ所ある。 6.実は、昨年12月の日米間合意では、「違反業者だけが、輸出停止すれ ばよいことになっており、米国には、全面禁輸を決めた日本政府の"過剰 反応"への不満が、くすぶっている。 ─────────────────────────────────── [私の疑問] ─────────────────────────────────── ★3.に関する疑問 仮にも、農務省が認定している「食肉検査官」が、2度も、単純な見逃しを 犯すだろうか?しかも、日本の農水省動物検疫所の担当者が、簡単に、目視 で分かるようなモノを(素人の私でも分かる)。 ある情報によると、米国では、「食肉検査官」に対して、日本では想像も 出来ないほどの圧力がかかっている(関連業者から)とのことである。これ は、私の推測だが、今回の背景には、こういう事も、絡んでいるのでは? ★5.に関する疑問 「何で、全施設、回らなかったの?」今回みたいな問題が出てから、査察 しても遅いだろう。日本の業者には、"全頭検査"をさせておいて、自分達 は、関連処理施設の1/3も、行っていない。フザケルナー! この日本政府の対応も、今回の無責任な事件を引き起こした一因である。 ★6.に関する疑問 <米国側との基本合意> ● 脳などの頭部や脊髄、脊柱、回腸といった特定危険部位の除去 ● 生後20ヵ月以下の牛に、限定。 こういった基本的なところが、守られなかったのが、今回の件である。 だから、上記のような枝葉末節な部分は、聞く必要ないが、「違反」の 中身を、もう少し具体的に、すべきだったのではないかと思う。 ─────────────────────────────────── 【"特定危険部位"とは?】 "特定危険部位" = 牛の体の内、BSE(牛海綿状脳症)の原因となるタ ンパク質の1種・異常プリオンが蓄積しやすいとさ れる部位。 国際獣疫事務局(OIE)が、基準を提示している。 各国は、それに基づき国内で「除去規制」を設ける。 「米国に基準は、一体どうなっているんだ?」 もしかすると、OIEの基準以外に、自分達で勝手に 基準を設けているのではないか?という疑念を抱く。 尚・・・ "特定危険部位"= SRM とも略されている。 Spcified Risk Material の頭文字。 ─────────────────────────────────── "特定危険部位"の分布割合は、以下の通りである。 ─────────────────────────────────── 1.脳 66.7% (三叉神経節を含む) 2.脊髄 25.6% 3.背根神経節 3.8% (「脊柱」に含まれる) 4.回腸遠位部(小腸の内、最後の2m程度) → 回腸 3.3% 5.眼球 0.04% 6.へんとう ─────────────────────────────────── そんな中・・・ 「日本で、22頭目、カナダで、4頭目のBSE牛が、確認された…」 実は米国だけじゃない? → http://www.unlimit517.co.jp/medi79.htm **政争の具にするな!・・・ http://tinyurl.com/e32eq
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