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"SAD"という病気を知っていますか?
知られていない事が悲しい…1



 私は、様々な病名を付けて、病気に追いやることは嫌いです。けれど、現代
社会というのは、過去にはあまり見られなかったモノを生み出した事も確か…。


【"SAD"とはどんな病気?】

 かつては、「対人恐怖症」などと呼ばれていたものが、含まれます。また、
スピーチなどが苦手な「上がり症」の中にも、"SAD"の可能性があります。

      「"SAD"って、日本語で、言ってくれよ!」

 ごめんなさい。"SAD"は、S=Social A=Anxiety
D=Disorderの略で、日本語では『社会不安障害』と訳されています。

 "SAD"は、10〜20代前半で、発病することが多く、性別では、男性よ
り、女性の方が、多いと言われています。アメリカで行われた調査によると、
"SAD"の発病の平均は、15歳となっていて、"不安を持つ障害"の中で、最
も発病年齢が低くなっています。

 米国精神医学界の診断基準(DSM−IV)では、"SAD"の他、パニック障
害、高所恐怖症など特定の恐怖症、強迫性障害、外傷後ストレス障害(PTSD)
などを、"不安を持つ障害"に入れている。これらは、うつ病などの精神疾患と、
合併するケースも、多い。

 日本では、現在、推定で、300万人の"SAD"患者がいるとされている。
実際は、本人が病気と気付いていないだけで、もっと数は多いだろう。ある国
の調査では、全人口の約10〜15%の人が、罹っているという報告もある。

 つまり・・・

 日本の人口が、1億2千万人として換算すると、1,200〜1,800万
人という膨大な数になってしまう。それだけ、現代社会は、人にストレスを与
えているということの証拠だろうか?その割には、"SAD"の認知度が、低く
過ぎる。

 "SAD"の原因は、今のところ、ハッキリとは分かっていない。最近の研究
では、脳の中の「セロトニン神経系」と「ドーパミン神経系」の機能障害によ
り、発症するのではないかと、推測されている。


 脳には、およそ「140億個」もの神経細胞があり、それらの神経細胞は、
神経伝達物質の制御を受けることで、脳全体の機能を調節している。「セロト
ニン」や「ドーパミン」も、そうした神経伝達物質の1つ。そういう重要な側
面から、現在も、その発症原因について、日夜、研究が進められている。

   「さて、次の章では、具体的な"症状事例"を挙げていきます」


【"SAD"〜具体的症状の数々】

 "SAD"の発症要因としては、「遺伝的な素因」「家庭環境」「学習経験」
「職場環境」など、様々な事が挙げられ、その症状も多岐に渡ります。その代
表的事例を列記して行きたいと、思います。
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01.劣等感
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 神経症に悩んでいる時に、共通して見られる一つの特徴。特に、"SAD"に
 罹っている時は、「自分の性格に対する劣等感」を、強く感じる。
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02.赤面症(赤面恐怖症、赤面恐怖)
───────────────────────────────────
 人前で、「顔が赤くなる」ことにより、人から、変に思われるのではないか
 、自分が相手に好意を持っていると勘違いされるのではないか、人から見下
 されるのではないかと、考えてしまう。

 赤くなる場所は、人によって、異なる。赤面症は、「自分にとって大切な人」
 「自分にとって影響力のある人(先生、上司など)」に対して、起こることが
 多い。
───────────────────────────────────
03.予期恐怖
───────────────────────────────────
 自分の将来に対する不安や恐怖が強いという形、みんなの中で、浮いてしま
 うと感じてしまう形など、常に、どうなるか分からない先のことに対して、
 不安や恐怖を感じている状態が「予期恐怖」です。

 元々、心配性の強い神経質性格の人は、こういう傾向が大きい。

 「予期恐怖」は、反省や後悔と、一緒になって現われる"SAD"で悩んでい
 る時の特徴の一つ。
───────────────────────────────────
03.対人不安
───────────────────────────────────
 人に会うのがつらいと、苦手な状況を前にして、感じることが多い。

 例えば、「飲み会」「研修」「各種催し物」など、大勢が集まる機会を前に
 すると、いつも以上に、強く感じる。緊張や不安が、そうさせます。
───────────────────────────────────
04.対人緊張
───────────────────────────────────
 人前で緊張してしまい、思うように話せなくなってしまう、大勢の前で、発
 表するような時、足や手、声などが震えてしまうなども、対人緊張の症状。
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05.手の震え(書痙〜しょけい)
───────────────────────────────────
 人前で、文字を書く時などに、手の震えが起こり、恥ずかしい思いをする。

 例えば、「結婚式や葬式の記帳」「旅館やホテルに泊まる時のサイン」など

 意外に、"働き盛り"の人に多い。
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06.震え恐怖
───────────────────────────────────
 書痙と同様、手が震えてしまうという形で、現われる。

 例えば、「客に、お茶やコーヒーを出す時」「食事をする時」「ナイフ、フ
      ォーク、はしなどを持つ時」「お酒をついでもらう時」など

 他には、「パソコンのキーボードを打つ時に震える」という事例もアリ。

 手以外が、震えることを悩んでいるケースも、アリ。
───────────────────────────────────
07.笑顔恐怖(引きつり)
───────────────────────────────────
 人前で、笑う時に、自分の顔が引きつっているとか、泣きべそをかいている
 ように、感じて、その事が、非常に、気になってしまう症状。

 緊張によって、「頬が引きつる」「頬が、ピクピク動いて、自然に笑えない」
 という状態になっている人が、多い。"表情恐怖"の一つ。
───────────────────────────────────
08.自己表情恐怖(醜形恐怖症)
───────────────────────────────────
 自分の顔の表情が、人から変に思われていると、気になってしまう症状の事。

 上記の笑顔恐怖のように、笑う時だけではなく、常に、自分の表情が気に掛
 かってしまう形に、なってしまいます。
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09.多汗症(発汗恐怖症)
───────────────────────────────────
 人前で、緊張し、汗が異常に出てしまうということで、悩んでいる状態。

 汗の量は、体質的な問題もあるのですが、多汗症で悩んでいる人は、自分が
 異常に汗をかいていると、これが気になってしまいます。

 汗をかく場所は、手のひら、脇の下、背中など、様々です。最近、多汗症の
 人が、増えているようです。
───────────────────────────────────
10.正視恐怖(正視恐怖症)
───────────────────────────────────
 "視線恐怖"の一種。人の視線が気になるというより、自分自身の視線が気に
 なるというのが、正視恐怖です。

 例えば、自分の視線が、人から変に思われるのではないかと感じ、「目のや
 り場に困る」「相手の目を見ることが出来ない」「人の目を見て、話せない」
 などの形で、現われる。
───────────────────────────────────
11.視線恐怖(視線恐怖症)
───────────────────────────────────
 自分が、人から見られているように感じ、緊張してしまう、人の視線が気に
 なってしまいぎこちなくなってしまう、このために、思うように、体が動か
 せなくなり、常に、体に力が入ってしまうなどの症状を呈する。

 他の"SAD"の症状も、この"視線恐怖"の要素を含んでいることが多いこと
 から、これで悩んでいる人が、一番多いのではないかと、推測される。
───────────────────────────────────
12.吃音恐怖(どもり恐怖症)
───────────────────────────────────
 会話の途中で、どもってしまうとか、電話に出る時に、最初の言葉が、出に
 くいという形で、現われる。

 しかし、吃音恐怖は、純粋な吃音(どもり)とは、全く異なるもの。

 人と話している時、どもってしまうのではないか、言葉が出なくなってしま
 うのではないかなどの予期不安が、強くなっている状態が、吃音恐怖。
───────────────────────────────────
13.雑談恐怖(雑談恐怖症)
───────────────────────────────────
 仕事で、必要な話は、何とか出来るけれども、休み時間などで、人と話す時
 に、上手に、話せなくなってしまうという形で、現われる。

 このため、社外での行事「社内旅行」や「宴会」などに、出るのが苦痛。
───────────────────────────────────
14.おなら恐怖症
───────────────────────────────────
 人中にいる時に、自分が、おならをしてしまい、人に迷惑をかけているので
 はないかと、恐怖を感じる症状。

 家にいる時は、特に気にならない。しかし、人中に出ると、お腹に、ガスが
 たまってしまい、おならをしたくなってしまうという状態が多い。

 おなら恐怖の他にも、口臭恐怖、ワキガ恐怖なども含めて、体臭恐怖や自己
 臭恐怖などと、呼ばれることもあります。
───────────────────────────────────
15.つば恐怖(唾液恐怖症)
───────────────────────────────────
 つばを飲み込む音が、人に伝わり、嫌がられていると、感じる症状。

 つば恐怖の場合は、「音」が一番気になっています。人によっては、つばを
 飲み込む時、のど仏が動くことや、息をすることにすら、嫌な意識が行って
 しまうことも、あります。
───────────────────────────────────

    「な〜んだ、こんな症状、私にも、あるわ」と思った貴方

 実は・・・

 私もそうです。こんなのが病気になるのなら、生きている人は、ほとんど
"SAD"に罹っていることになります。つまり、多かれ少なかれ、人はこのよ
うなことと、対峙しながら、人生を送っているということです。

 ただし・・・

 物事には、限度があり、症状にも、もちろんそれが存在します。それが度を
超したら、やはり、"SAD"であるということを、認知しなければいけません。
病名に逃げることは、嫌いですが、現実に、この病があることも、知らなけれ
ばなりません(病名を作ることが、メーカーの策略とも考えますが…)。

 その意味から、今回"SAD"を取り上げさせていただきました。治療法につ
いては、来週取り上げますが、私は基本的に「薬物を使わない治療」をオスス
メします(症状にもよりますが…)。下記に、それを証明する"無料レポート"を、
ご紹介しましたので、是非、読んで見て下さい。


 少し長くなりましたので・・・

 「"SAD"と見分けにくい症状」「"SAD"の具体的治療法」は、

                来週にさせていただきたいと、思います。

   *来週の記事 → http://www.unlimit517.co.jp/ana92.htm

    **イラスト入りです・・・ http://tinyurl.com/gq27y


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