毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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「毒舌!医療と生物を
やさしく読み解く入門」


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医療と生物をやさしく読み解く
2004年11月〜2004年8月のFloor



2004年11月11日号 2004年11月4日号




石原 慎太郎 (著)

430p/1999/幻冬舎

兄・慎太郎の弟・裕次郎に対する思いが、
切々と感じさせる著書であった。

かと言って、

悲しげな文体にならないところが、
慎太郎らしい気がした。

 小樽での思い出、逗子での思い出、
闘病生活、周りの人間との関わりあい方。

それぞれが熱く「裕次郎」という人間を
物語っていた。

 私自身「裕次郎」というのは、

金持ちのボンボンでヨットをやりながら、
スイスイと慶応を出て、シンデレラボーイ
の様に、映画界に出現し、随分と恵まれた
環境にいるんだなぁと思っていた。

 しかし、著書を読むとかなりの苦労も
したのである。

自業自得の部分もある

がそれを補って余りある

"人間関係や夢を残して、
彼はこの世を去ったのだ"と
いうことを改めて痛感させられた。

 最初の印象とは異なり、

実際は
「人間愛が感じられる心暖まる本」
であった。

*おすすめ本の中で紹介。


犠牲(サクリファイス)

―わが息子・脳死の11日


柳田 邦男 (著)

294p/1999/文芸春秋


数々のノンフィクションを
手がけてきた作者。

もちろん"脳死"というテーマ
も取り上げている。

だが、それはあくまでも
「第三者の目」でしかなかった。

そのことは、本書の中で
作者自身が認めている。

 肉親の死に際して、はたして
肉体だけの判断で、脳死というものを
認めてよいのか?

精神的なものを無視して、死というものが
認められるのだろうか?

臓器移植の問題は・・・。

 そこには作家としてではなく、
父親として苦悩する自分がいた。

問題点を精神的なものと
これからの医療について、苦悩しながらも
父親と作家両方の目で捉えている。

 著者の率直な"自己開示"による
ヒューマニズムあふれる
魂の作品であった。

*おすすめ本の中で紹介。


2004年10月28日号 2004年10月14日号


仄暗い水の底から

鈴木 光司 (著)

259p/1996/角川書店

「リング」「らせん」もそうだったが、
著書も都会に潜む狂気が、
非常に色濃く出ていた。

これは"カルト・ホラー"という
旧来の枠の中では語れないと思う。

 自分のすぐそこに有りそうな現実的な題材を
「水」という共通の言葉で
うまくまとめ上げている。

これらの感覚は、これまでの
この種の作品では、
得られなかったものだ。

 それは、作者自身の都会に対する感覚が、
鋭敏であるとしかいいようがない。

 「背中に感じるものがすごく冷たい」
と感じながら、一気に読み切ってしまった
自分がそこにはいた。

 「リング」「らせん」「ループ」などの
代表的な3部作もあるが

『人に一番身近な恐怖』

という面から捉えると
この作品が抜きん出ている。

*おすすめ本の中で紹介。

「家族」という名の孤独

斎藤 学 (著)

252p/1995/講談社

様々な問題が挙げられているが、
根本的には男と女の問題、

つまり男が女の世話焼きを必要とし、
女が男に必要とされる世話焼きをする
必要があるという事である。

 それを具体的に説明するため斉藤氏は

「家族」を取り巻く、
アルコール依存症、登校拒否、
共依存症やアダルトチルドレン

など現代に進行する精神異常を取
り上げているのだと思う。

 この中で結婚した男と女の間に、
常に横たわる問題としては
「育児」が最大のものであろう。

これまで日本では女の母性に、
押し付ける形で子供の育児を
殆どを彼女らに任せていた。

男は仕事を楯に取り、育児を蔑ろにし、
育てられた子供の責任を
全て女に擦り付けてきた。

この父親不在の状態が、
今まで日本では経済的な事にかまけて、
この状態が良いのだと世間でも
認めている部分があった。

だが、現在の子供達を見てみると
それは間違いであったと考えさせられる。

*おすすめ本の中で紹介。


2004年10月7日号 2004年9月30日号


嗤う!
-物議をかもした
「あの人」「あの事件」を


田中 康夫 (著)

270p/1997/光文社

最後まで実に楽しく
読ませていただいた。

だが、何か興味本位の週刊誌を
一冊読み終わった感じである。

著者の田中氏は

「なんとなくクリスタル」
でデビューした時から

ふわふわ実感のない人間
という印象であった。

 しかし、何冊かの著書に
書かれていることは実にしっかりした
批評であることは確かだ。

氏と共感する部分もたくさんある。

しかし、人を顔で判断してはいけないが
あの面構えは正面切って
喧嘩が出来ないタイプである。

彼は本書で経済評論家の
佐高信を師と仰いでいるが

両者に共通するのは
「人を徹底的に扱き下ろす事」である。

これらの著書は読んでいて、
快調にページが進むのだが
後味が実に悪い。

これは一種の「娯楽本」の範疇である。

田中氏がもし嗤うのであれば、自分
も嗤われる事を覚悟すべきであろう。

*おすすめ本の中で紹介。

幸運の女神に好かれる法
―自分を変える発想を持て

竹村 健一 (著)

224p/1994/青春出版社

 「ファン・ライフ」「好奇心」
「年代に囚われるな」

竹村氏が言いたかったのは
この3つだと思う。

現代の「会社人間」は
この3つのキーワードを
あまりにも忘れ過ぎている。

もう少し自分に忠実に生きて
見ればいいのではないか?

 何で自分を誤魔化しながら、
他人の目を気にしながら
生きる必要があるのだろう。

自分の人生じゃないか。
所詮人間死ぬときはひとりである。

自分が死ぬ時
「生きて来て、本当によかった」
そういう人生にしようじゃないか!

 そういう風に生きて、
もし自分から離れていく
人間がいれば、その人は
自分にとって、必要ではない人。

そういう風に割り切りながら
人生を送る。

それこそが
「MY LIFE」と胸を張って言える。

*おすすめ本の中で紹介。

2004年9月23日号 2004年9月16日号


お役所のご法度
―霞が関ムラの怖~いお仕置

宮本 政於 (著)

315p/1995/講談社

この本は最後の一言に
集約されている。

「官僚制度は国民のためにあり、
国民が官僚制度のために、
存在するのではない」

お役所の掟、在日日本人も
面白かったが、
著書は具体的な事例からいって、

その二冊から、
一歩進んでいるといえるだろう。

 著者は官僚からの
プレッシャーに負けず、
これからも国民の立場を貫いた
鋭い官僚批判を続けてほしい。

そして、一日も早く、
未来の国を構築できるような
官僚機構に変わることを望む。
私も出来る限りのことはしたい。

 著者は1999年7月結腸癌で
パリで逝去した事になっている。

これは1995年厚生省を
不当解雇された事に対する
裁判の敗訴後、わずか四ヶ月であった。

彼は『厚生省』により、
この世から抹殺されたのではないか。

そんな死に様であった。


*おすすめ本の中で紹介。

爆弾的英語教育改革論

マークス 寿子 (著)

245p/1995/草思社

なぜ日本人の英語は
役に立たないのか?

英会話の教育を少し噛るものとしては
普段、抱いている疑問に対して、
きっちりと答えていると思う。

まず、英語を学ぶには母国語の
日本語をマスターしなければ、
いけないのだ。

筆者も書いていたが
外国人と会話をして、
痛切に感じるのは英語の拙さではなく、
自分が如何に自国の文化を
知らないかということなのだ。

日本の伝統的な文化、風習などを
日本語できっちり説明できる人が
どれくらいいるだろうか?

ほとんどいないというのが現実だと思う。

まして、英語での説明など
不可能に近いだろう。

そして、日本語にも段階があるように
英語にも学ぶ段階があるのだ。

今、バイリンギャルや早期教育が
もてはやされているが

親が考えなければ、文化的に
どっちつかずの人間になり、
本人が苦しむ事
になることもありえるのだ。

このような現実を踏まえながら、
抜本的な改革を筆者
は熱望している。

*おすすめ本の中で紹介。

2004年9月9日号 2005年8月26日号


人から
「必要とされる人 望まれる人」
の共通点

斎藤 茂太 (著)

222p/2002/新講社

著者の斎藤茂太氏は
『アララギ派』の
有名な歌人・斎藤茂吉の長男だ。

茂太氏自身も長年、
精神科医の立場から「人のココロ」に
関する本を数多く執筆されている。
  
私も折に触れて、
氏の著書を読んでいる。

自分が行き詰まった時、

なんだかやるせ無い時、
人生の分岐点に立った時・・・

様々な状況、場面において
道標になってくれた。

特に「必要とされる・・・」は

目次を見ただけで必要な項目が
分かりやすく、悩んだ時に
直ぐ効く"特効薬"のようである。


*おすすめ本の中で紹介。

運のいい人、悪い人
―運を鍛える四つの法則


リチャード・ワイズマン (著)
矢羽野 薫 (翻訳)

259p/2004/角川書店

最初は眉唾物の本と思って読んだ。

しかし、項目ごとにある
的確な設問に答えて行くと
「自分の弱点」が見えて来た。

「運」を遠ざけているのは、
普段からの自分の考え方や行動に
寄与していることが多いことに気づく。

さあ、これを読んで貴方も明日
  から変わって、実行してみよう!

*おすすめ本の中で紹介。


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